旅の案内人・リターンズ

「NPO江戸東京文化研究会」のスタッフ日記です。観光案内にないような話も…

2011年06月

三味線に挑戦!

arakawa_kato和楽器の雄、三味線に挑戦です。実は各部の名称等良く知らないので、ギター(エレキ)に置き換えて書いてみます。適切でない部分はご容赦を‥。
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ボディ】=太鼓に棹(ネック)が差し込んである感じです。皮は犬、猫、狸などで、沖縄では蛇ですね。猫は繊細な響き、犬は太い音、皮は主に輸入品だそうです。【ネック】=スケール(長さ)や太さは、地方(津軽や沖縄など)により違うそうです。【ペグ(糸巻)】=ギターと異なりギアはありません。けっこう不安定です。【弦】=絹糸仕様です。テンション(弦の張)の強さは微妙な感じです。【チューニング】 1弦=レ(D) 2弦=ソ(G) 3弦=レ(D)です。これを『本調子』と称します。2弦が(G→A)になれば『二上がり』 3弦が(D→C)であれば『三下がり』です。これが基本的なチューニングで、練習時や奏者の唄の音域に合わせてド・ソ・ド(1音下げ)の場合もあります。音の響きはD-G-Dが三味線らしいようです。ここまで解れば勝ったも同然なのですが‥。そうは行きません。かなり難しいです(!) ギターと異なり、フィレットなど音程を安定させる仕掛けが殆どありません。チューニングにしても基準音がなく相対的なチューニング(要は演奏者の感覚)なので、かなりの音感が要求されます。音の共鳴の仕組みが『皮』なので湿気など天候に大きく影響されてしまうようです。
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三味線の製作工程を見学、実際に触らせてくれるお店が荒川区にあります。都電荒川線・熊野前駅と東尾久3丁目の中間にある『三味線かとう』です。1階が工房と店舗で、2階がライブ・ハウスになっています。三味線も6万円代から販売されています。三味線に興味のある方、実際に手に取って「いける」と思ったら挑戦してみて下さい。

東京・ぼったくり・ツリー

skytree梅雨時の写真は絵になりません(苦笑)
「東京スカイツリー」‥ここまで来ると”見るたびに高くなっている”というワクワク感が乏しくなります。ほぼ完成形の「スカイツリー」って思いの外『華』がないんですねぇ。不思議です(!)。単にデカイだけの建造の様な気がしてなりません。
発表になった入場料も賛否両論です(賛はほとんどありませんが‥)。第2展望台までが¥3000‥4人家族で交通費、入場料、食事、諸々で日帰り2万円超コースですね。挙句に当初の90日は”予約料”が¥500プラス‥。本来の電波搭の収入だけでも莫大な金額なのでしょうし、日本国民が”それでも一生に一回行く”とすれば減価償却程度の来場者は保障されるのでしょうからこの入場料は”ボリ”に等しいです。
現在は足元の商業ビルを建設中です。個人的な予想ですが‥。出店保証金や人件費経費などランニングコストが低くみて年間6~8千万円(?)位でしょうか‥。店舗の入れ替わりが多いでしょうね。
旅行会社としても原価で¥3000増え、所要時間が2時間超ともなれば商品企画としては「自由行動中の自由観光」にならざるを得ないでしょう。
最近は地元(特に浅草通り)では観光バスの駐停車が”目の敵”の様な扱いで、係員まで配置して徹底して排除しています。【観光客は増えたが→思いのほか地元が潤わない→排除してしまえ】なのでしょうか?確かに交通渋滞の要因ともなる観光バスの駐停車は迷惑ですよねぇ(苦笑)

靖國神社・零戦52型…(1)

0sen_10sen_2靖國神社・遊就館1Fに「零式艦上戦闘機(零戦)52型」が展示されています。零戦は支那事変から大東亜戦争を通して使用された旧海軍の主力戦闘機で航続距離や運動性など当時としては卓越した戦闘機でした。この52型を含め1万機以上も製造されましたが、ごく僅かな機体しか現存しておらず、オリジナル状態で飛行可能な機体は現存しません(アメリカにある飛行可能な零戦はかなり手を加えています)。日本では現行法律をクリアして飛行可能にするにはかなり難しいようです。因みにこの零戦は平成14年に河口湖自動車博物館より献納された機体だそうです。

近くで見ると「兵器」特有の”美しい姿”をしています。三菱製の機体なので”三菱製を表す塗装”がされています。靖国神社で展示ともなると細部にまで考証を重ねているのでしょうか。=この辺りは”マニア”の範疇ですが‥=
吉村昭氏著の「零式戦闘機」によると、三菱名古屋工場で製造された機体は各務原飛行場まで”牛車”で運搬されていたそうです。他に輸送手段がないにしても、最新鋭の機体を牛が運んでいたとは‥驚きです(!)

靖國神社の「遊就館」は有料施設で見学には2時間程度必要ですが、この零戦の置いてある展示ホール(SLと野砲の展示、喫茶店、売店が有)までは無料で見られます。

川越散策‥本丸御殿跡と太麺やきそば

kawagoe_2kawagoe_1本丸御殿跡は、最近ではTVドラマ『JIN-仁』の撮影で使用されたそうです。生憎放送はみておりませんが、木材の重厚感や空気感はセットではとても表現できないと思います。写真右下は玄関の上部にある1本造りの”梁”です。下を向いて靴を履く場所なので、殆どの人が気づかない様子ですが見事な1本造りの梁です。日の光が透けてくる様子は、これだけでも入館料¥100の価値はあると思います。こんな”材”はまだ日本にあるのでしょうか(?)
蔵造りの街並みと比べると観光客はまだまだ少ないようです。やはり”食べ物”と”お土産”が絡まないとダメなのですかねぇ。因みに本丸御殿跡には土産物売店などは一切ありません。館内は大広間以外は撮影自由です。鎧・兜などの装飾品がありませんので、絵になる場所がアチコチにあります。
さて「太麺やきそば」‥。お隣の三芳野神社側に駄菓子屋のような雰囲気の「小峰商店」があります。このお店も有名店との事です。やはり太麺・ソース味・キャベツ・少量の肉の潔い焼きそばです(笑) 気になるお値段は並¥250、大¥380、特大¥500となっています。

川越散策‥蓮馨寺と太麺焼きそば

yakisobarennkeiji蔵の町「一番街」を南へ下った連雀町交差点近くに蓮馨寺(れんけいじ)があります。蓮馨寺は、天文(てんぶん)十八年(1549年)、時の川越城主大導寺駿河守政繁(するがのかみまさしげ)が母の蓮馨尼を追福するために、感誉上人を招いて開山した浄土宗の寺で、本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)です。また蓮馨寺には「小江戸川越七福神めぐり」の第五番福禄寿神が祀られています。境内にはTVのB級グルメにも良く登場する”太麺やきそば”のお店があります。川越の街で”B級グルメ”といえば”お芋関連”ということになっているらしいですが、むしろこの”太麺やきそば”がお勧めです。この蓮馨寺境内の店がとりわけ有名だという事です。川越では”富士宮焼きそば”ほど過剰(?)なアピールはしていませんが‥(富士宮の魚の削り粉はけっこう咽ます)‥ウドンかと思うような太さ、ソース味の素朴さ、紅ショウガと青海苔、キャベツと少量の肉‥これぞ正しいB級グルメだと思います(!)
写真左がその焼きそば屋(店名自粛)です。メニューは焼きそばのみの潔さ。1玉/¥300、1.5玉/¥400、2玉/¥500の価格設定で持ち帰りもできます。駐車場脇の団子屋さんも美味しいですよ。

内幸町‥喜多方ラーメン坂内

bannaiこのブログで特定店舗の話は稀なことなのですが‥。
最近は新橋周辺に出かけることが多くなり久しぶりに食べに行きました。店は昨今話題の東電本社隣のJRのガード下です。麺がどうたら、スープがこうたらは他の方に譲りますが、この『喜多方ラーメン坂内』は30年位前からここにあります。当時は「どさん子or娘」や「つけめん大王」のチェーン店が多く、そこに”喜多方ラーメン”は斬新でしたねぇ。
なんでもラーメン店は年間500軒前後が開店、同数が倒産しているとのことです。開店には修行に5年、3年間は赤字に堪える資金力が必要でしょうから、安易な”脱サラ経営”では続かないということです。昨今はTV放映で人気が出て数年で閑古鳥のパターンも多い様ですし‥。
そういえば、有楽町駅前のビルのB1にある『ラーメン中本』‥蒙古タンメンにあらず‥は開店50年位になると記憶しています。両店とも”ラーメン評論家やラーメン好きの方々”の評価は低いようです。有楽町や新橋のビジネス街で生き残れるのは、それだけ”旨いラーメン”なのでしょう。「漁貝系濃厚」・「秘伝のタレ」・「こだわりの麺」などややこしい事が云われていますが、ラーメンは”旨いか”と”不味いか”の2種類のしかないと思うのですが‥。
それにしても”ラーメン評論家の方々”毎日の多量カン水の摂取で内臓は大丈夫なんでしょうかねぇ(?)

平河天満宮‥しろ猫・くろ猫

hirakawa8千代田区・平河街の平河天満宮です。国立劇場の裏手、地下鉄麹町駅近くなのですがちょっと目立ちません。平河天満宮は太田道灌により江戸城内(梅林坂付近)に創建されたのですが、二代将軍徳川秀忠の命により現在地へ移されています。写真のようにビルに囲まれて鎮座していますが興味深い事柄が何点もあります。イ)高さ約5mの銅製の鳥居は天保年間に建てられたもので台座には「獅子」の彫刻が施されています。ロ)鳥居をくぐり拝殿までの道が直進になっていません。江戸時代なら土地に余裕はあったのでしょうに‥。ハ)左手に平河稲荷神社が合祀されています。当然「狐」がいます。拝殿にかけて天幡宮ならではの「撫で牛」がステーキハウス「スエヒロ」の寄贈を含め5体もあります。しかも拝殿脇には「狛犬」も‥。「獅子」・「狐」・「牛」・「狛犬」と賑やかなかぎりです。ニ)社務所では「白黒セットの猫」が売られています(¥500と¥700、購入すると何故かお煎餅がもらえます)他にも猫柄のお守りやストラップまで‥。平河天幡宮と白黒猫がどういう関係なのか良く判りませんが、中々可愛い猫です。
‥珍しいことに境内に灰皿用意の喫煙場所があります。いまどき理解のある神社さんのようです(笑)‥

川越散策‥中院(なかいん)

kawagoe_dkawagoe_c喜多院の山門から南へ5分程、川越総合高校のグランド向かいに中院の山門があります。鎌倉時代の終盤(830年)に創建の星野山無量寿寺で、中院を中心に喜多院(北院)、南院(今は廃寺)三支院で構成されていたました。当初の中院は喜多院隣の現在の仙波東照宮の場所にあり、1633年仙波東照宮造営の折に現在の場所に移転したそうです。
境内には”狭山茶発祥の地”の石碑があるのですが、お寺の創建時に比叡山から茶の実を持ってきて境内で栽培したのが始まりとは知りませんでした。文豪島崎藤村のゆかりの地とされ、藤村の”義母加藤みきさん”のお墓がありますが、流石に”義母”までいってしまうと無理やり感が漂ってきてしまいます(苦笑)
さほど広いお寺ではないのですが、枝垂れ桜や秋の紅葉の名所としても知られているます。それ以外の季節でも山門や鐘楼、良く手入れされたお庭や境内は落ち着いた雰囲気があり、京都のお寺のような印象を受けます。お勧めのお寺です(!)

国立劇場‥歌舞伎鑑賞教室

kabuki国立劇場、6月歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜」へ行ってきました。歌舞伎鑑賞教室は歌舞伎の魅力を知ってもらうための公演のようで、料金も一般/1等席¥3800(学生¥1300)と安めに設定されています。この日は和服姿の奥様方よりも高校生やら10代の女の子の団体が多く通常の公演とは違った雰囲気でした。演目は1幕と少ないのですが、約40分程の歌舞伎役者による「歌舞伎のみかた」なる解説があり、舞台上の”仕組み”を説明してくれます。あの何を詠っているのか聞き取れない”義太夫”も電工掲示で表示されるなど解り易いよう工夫されていました。それにしても「女形」は、あの姿勢を維持するのにもかなりの筋力が必要なんですねぇ。我々だったら1分も維持できないでしょう‥。解説MCの中村壱太郎は20分の幕間で”静御前”に変身です。化粧して、着物着て‥たいしたもんですねぇ(笑)
今回の演目は「義経千本桜・河連方眼館の場」でした。源九郎狐(佐藤四郎兵衛忠信)が正体がバレて”初音の鼓”を貰い受ける場でした。義太夫と三味線、台詞の言い回し‥どうしても眠くなります(笑)。で、源九郎狐が現れる”見せ場”を見逃すという失態をしでかしてしまいました(!)
‥歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜・河連方眼館の場」は6月26日までの公演。7月3日~24日は「義経千本桜・渡海屋の場/大物浦の場」です。こちらの方が面白いかも知れません‥

西新宿ブート街・マニアの路…(2)

get back_1get back_2西新宿ブート街では、相変わらずBeatles関連のブツが多いようで、手を変え品を変え「新譜」が発売されています。昨今はPCで上手に編集したものまであるそうで、まさに「なんでもあり」の世界となっているようです。Ptは「Get Back」関連のブートです。この音源には2系統あって、1)はLP「Let It Be」の製作過程でボツになったLPを元ネタにしているもの。厳密にはボツの1、ボツの2、何故かラジオ放送されたしまってものの3種類があります。2)は映画「Let IT Be」の映画撮影時の音源を使っているもの。これも映画の音声用録音と映画フィルムに同時録音したものの2種類があります。写真の箱モノは映画関連で、左の箱が17枚組、右の箱が8枚組です。実は真面目に聞いたことはありません。アマチュア・バンドの練習のようで、まともに聴けるような音源ではありません。それでも収集してしまうのが”マニアの路”です。とんでもない無駄使いの日々でしたね。
今では信じられない事ですが、昔々はラジオの深夜放送枠でブート音源を放送していた時代もありました。ピッチは不安定、雑音だらけの音源から比べれば今は音的には格段に進歩しています。そう考えればブート歴史は録音・製作技術の進化の歴史でもあるようです。

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66_166_2よく意味が判りませんが‥ビートルズ来日公演から45周年だそうで、先日「日本テレビ」の朝の情報番組で武道館公演(少し)を放映していました。曰く”秘蔵映像の解禁”だそうで‥。日本テレビも何を云っているのでしょうね。武道館公演が放送禁止だったことなど一度もないのですが‥。VHSやLD時代には普通に販売されていましたし(Vapレーベル、6/30公演)公式DVDでも7/1公演を少し見ることができます。非合法なブツなら西新宿ブート街ではごく当たり前に売られています。写真右はLP時代のブートLP(右:7/1、左:6/30)です。40年くらい前の購入で当時としては珍しいカラージャケットで7/1は日本製でした。CD時代に入ると多くのメーカーから発売されてきました。写真左の左上が決定版だと思われていたのですが(中ほどの”水彩画”はマニアなら判りますよね)、それを遥かに超えたのが右上の”Tokyo Highway 66”という4枚組CDです。音源提供の犯人は誰だ?日本テレビ関係者だろう!と云いたくなります。なにがどう凄いかは長くなるので割愛しますが、両公演日ともドリフターズを含む前座から収録、ヒルトン・ホテルでの陳腐な記者会見まで収録しています。高額なCDですが見つけたら迷わず購入しましょう(!)右下はブートDVDですが、正直”武道館公演”は映像で見る価値はどうなんでしょうか?

愛宕神社‥出世の石段

atago_1atago_2港区愛宕1丁目の愛宕神社です。23区では珍しい自然形成の愛宕山(標高26m)の山頂にあります。徳川家康により江戸の防火の神として祀られ防火・防災に霊験のある神社として知られています。江戸時代は付近に武家屋敷が多く、武士の信仰が厚かったようです。幕末の「桜田門外の変」では襲撃した水戸浪士は品川の宿に潜伏、直前にこの愛宕神社に集結し、降りしきる雪のなかを犯行現場(桜田門)に向かっています。けっこう健脚ですね。
当時としては江戸府内では最も見晴らしのいい場所ですから、「鬼平犯火帳」などの時代小説にも登場し、「鉄道唱歌/汽笛一声新橋~」の歌詞にも登場してきます。NHKの発祥の地でもある愛宕山にはNHKの放送博物館があります。放送事業の第一声はこの地から始まっています。
神社に上がる石段・男坂は「出世の石段」と呼ばれています。‥とんでもない急な石段です‥話の由来は講談の「寛永三馬術」に登場するお話で、四国丸亀藩の曲垣平九郎いう武士が、徳川家光の「馬で梅の枝を取って来い」気まぐれな命令により馬で石段を登り降りに成功、「日本一の馬術の名人」と讃えられたという話によります。
実際に石段下から見上げると『こりゃ絶対にウソだ!』と思います。ところが江戸時代以降にも馬で男坂を登り降りにチャレンジして成功した方が数人いるそうです。”チャレンジャー”はいるものですねぇ。

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