見たことのない「モズライト・ギター」を御茶ノ水の某楽器店で見かけたので写真を撮らせてもらいました。”Ventures”ならぬ”Aventures”モデルとあります(”Aが付いている)。店員さんも詳細が判らないというので、調べたら笑ってしまうような事実が存在していました。
Mosriteギター工房は1953年にカリフォルニアで創業された会社で、1965年エレキ・ブームの火付け役、 Venturesの使用により日本で有名になったギターです。…とは言うものの彼らの使用はほんの数年で、ジェリー・マギーはほぼ使用していません。(*1968年の公演ではモズライト・コンボ使用)ノッキー時代の印象があまりにも強烈で、Mosrite命のギターおやじは今でも数多く生息しています。 Venturesが使用しなくなったのには”Ventures”のロゴ使用権のロイヤリティがMosriteから支払われず訴訟関係となった為のようです。(*ギターでなくアンプの商業的失敗による)
結論から言うと、現在売られている”Mosrite”はすべてニセ物(創業者のセミー・モズレー制作以外)ということになります。日本では商標登録権などを無視して製造販売をしている会社などドロドロ状態です。創業者未亡人によるギター工房が法律的には権利関係を継承している”ホンモノ”と主張していますが、創業の浅い会社に往年の技術者と技量がどれだけ継承されたかは私には疑問です。権利関係は本物と云われても、ギターの良し悪しと権利関係は何の関係もありません。そんなこんなで各社入り乱れての「訴訟合戦」の体をなし、なんと最高裁まで争われています。あの加山●三に至ってはF社の広告塔を演じたため週刊誌ざたで”エレキの詐欺大将”呼ばわりまでされていて大騒動のようです(苦笑)。
Mosreitギターは高額な割には…”当り品”に出合ったことがないのかもしれませんが…私にはバランスが悪く使い勝手の悪いギターです。”あの音”は日本製のアンプとギターのミスマッチによる偶然とノッキーの技量ならではの音。現在の機材では困難な音でしょう。ノッキー・エドワーズも数年使っただけで、数年後彼がVenturesに復帰した時はテレキャスに変わっていました。あの音に魅せられ憧れた若者が50代、60代となり”高額でも手にしたい”という気持ちは良~くわかります。”憧れの楽器”は決して値段の高い安いではないのですが…。
現役のVenturesが使用しているのはアリアproⅡのMosrite風のギターです。価格も14万位と確実に安いしロゴも入っています(笑)。値段が高いばかりで、当り個体が少なく、バランスが悪く、恐ろしく弾きにくい”筋金入りの・偽モノの本物”より確実にマシだと思います。
≪写真≫はどうも1969年頃の黒雲製作所製造のギターのようです。VenturesならぬAventuresとは…(苦笑)
*太字部分については加筆または追記をしています。
Mosriteギター工房は1953年にカリフォルニアで創業された会社で、1965年エレキ・ブームの火付け役、 Venturesの使用により日本で有名になったギターです。…とは言うものの彼らの使用はほんの数年で、ジェリー・マギーはほぼ使用していません。(*1968年の公演ではモズライト・コンボ使用)ノッキー時代の印象があまりにも強烈で、Mosrite命のギターおやじは今でも数多く生息しています。 Venturesが使用しなくなったのには”Ventures”のロゴ使用権のロイヤリティがMosriteから支払われず訴訟関係となった為のようです。(*ギターでなくアンプの商業的失敗による)
結論から言うと、現在売られている”Mosrite”はすべてニセ物(創業者のセミー・モズレー制作以外)ということになります。日本では商標登録権などを無視して製造販売をしている会社などドロドロ状態です。創業者未亡人によるギター工房が法律的には権利関係を継承している”ホンモノ”と主張していますが、創業の浅い会社に往年の技術者と技量がどれだけ継承されたかは私には疑問です。権利関係は本物と云われても、ギターの良し悪しと権利関係は何の関係もありません。そんなこんなで各社入り乱れての「訴訟合戦」の体をなし、なんと最高裁まで争われています。あの加山●三に至ってはF社の広告塔を演じたため週刊誌ざたで”エレキの詐欺大将”呼ばわりまでされていて大騒動のようです(苦笑)。
Mosreitギターは高額な割には…”当り品”に出合ったことがないのかもしれませんが…私にはバランスが悪く使い勝手の悪いギターです。”あの音”は日本製のアンプとギターのミスマッチによる偶然とノッキーの技量ならではの音。現在の機材では困難な音でしょう。ノッキー・エドワーズも数年使っただけで、数年後彼がVenturesに復帰した時はテレキャスに変わっていました。あの音に魅せられ憧れた若者が50代、60代となり”高額でも手にしたい”という気持ちは良~くわかります。”憧れの楽器”は決して値段の高い安いではないのですが…。
現役のVenturesが使用しているのはアリアproⅡのMosrite風のギターです。価格も14万位と確実に安いしロゴも入っています(笑)。値段が高いばかりで、当り個体が少なく、バランスが悪く、恐ろしく弾きにくい”筋金入りの・偽モノの本物”より確実にマシだと思います。
≪写真≫はどうも1969年頃の黒雲製作所製造のギターのようです。VenturesならぬAventuresとは…(苦笑)
*太字部分については加筆または追記をしています。