年間を通してほんの一ヶ月しか開館していない博物館が河口湖にあります。『河口湖自動車博物館』は8月のみオープントいう稀な博物館です。左は自動車館の入口で、なんと玄関の上にかっての空自の主力戦闘機”ロッキードF104/複座なのでF104DJ”がデンと置いてあります。こちらには「自動車館」と「飛行館」があり、各入場料が¥1000となっていました。今回は『零戦』が目的なので自動車館はパス、写真右(屋根にF86が見えます)の飛行館のみです。入口には…携帯電話での写真撮影のみ可、一眼デジカメ、Iパッド等のカメラ関係は持ち込み禁止…との掲示があります。キビシイようですが影禁止よりマシです。中に入ると理由は”なるほど”と思います。10人中マニアが7人他が3人という感じで、浅い知識を声高々にひけらかす航空マニアに溢れています。これで3脚&フラッシュを開放したらとんでもないことになるでしょう。まるで体育館の様な館内には、52型&21型の零戦。93式練習機、復原中の零戦、1式陸攻の胴体、1式戦闘機の尾翼部分などが展示されています(靖国神社の零戦はここの出身です) …館内にもなにげに掲示がありましたが、日本にはキチンとした戦争資料館が存在せず、思い浮かぶのが「靖国神社・遊就館」と「知覧・特攻記念館」くらいとは残念な限りです…太平洋戦争中の日本はすべてが『悪』だとしてきた教育によるのでしょうが、思えば馬鹿げた話です。 *博物館は今年も8月31日を持って休館になるようです
左)52型零戦です。これは中島航空機製でした。カウル下方が外されエンジンが見えます。
中)21型零戦です。真珠湾作戦時の塗装になっています。翼端がたためる艦上戦闘機仕上げです。
左)手前が復原中の零戦の骨格。奥に見えるのは52型、A1の尾翼が21型の零戦です。
左)52型零戦です。これは中島航空機製でした。カウル下方が外されエンジンが見えます。
中)21型零戦です。真珠湾作戦時の塗装になっています。翼端がたためる艦上戦闘機仕上げです。
左)手前が復原中の零戦の骨格。奥に見えるのは52型、A1の尾翼が21型の零戦です。