旅の案内人・リターンズ

「NPO江戸東京文化研究会」のスタッフ日記です。観光案内にないような話も…

2014年03月

川越・氷川神社

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川越・氷川神社は、大宮・氷川神社より古墳時代の欽明天皇2年に分祀され川越の総鎮守として親しまれています。全国的にも有名な『川越まつり(川越氷川祭)』は、ここ川越・氷川神社の例大祭です。ご祀神は素戔嗚尊、奇稲田姫命、大巳貴命、脚摩乳命、手摩乳命と2組の夫婦神が鎮座しており、”縁結びの神様”として信仰されています。平成2年に建立された大鳥居は高さ約15mあり木製のものとしては国内随一の規模を誇り、扁額の社号文字は「勝海舟」の直筆です。天保年間に寄進された本殿は「江戸彫り」と呼ばれる関東特有の見事な彫刻が施されています。
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左)本殿表側には八坂神社、柿本人麻呂神社、戌岩、祓いの川、ご神水、護国神社などがあります。
中)多くの絵馬が奉納された「絵馬参道」を抜けると多くの末社が鎮座しています。神社の百貨店のような感です。
右)結婚式場のPRです。”親を幸せにする結婚式”・川越氷川神社とあります。
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ブートCDの裏通り・18

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噂には聞いており「まさかねぇ!」と思っていたのが「まさか」でなくなりました。なんとポール・マッカトニーの再来日公演が決定しました。2014年5月17日(土)・18日(日)が東京国立競技場で5月24日(土)が大阪長居のヤンマースタジアムの3日間です。”ポールが熱望して実現”という事ですが、あの爺、前回の日本公演でよほど”いい想い”をしたのでしょうかねぇ(笑)。”これが最後の来日公演か?”とか”もう日本では見られないかも”で盛り上がったのが5ヵ月前(苦笑)。半年で2回目の来日はVenturesくらいで、【Out There Japan Tour 2014】とツアー名称も変わり映えがしていません。なんだか商売上手な爺にウマウマとやられたようです。それでも国立競技場(屋根なし会場)でのコンサート。これはそそられます。
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↑ジャケ写は左のVol1が11/12・13の大阪&11/15の福岡。右のVol2が11/18・19・21の東京公演です。プレス盤、音源内容良しで、先陣を切って”2013年ポール・マッカトニーブート祭”を盛り上げ、とっとと完売したシロモノです。↓左は、日程終了後にいち早く発売されたプレスCDです。右はその1週間後くらいの発売でした。この2種も一日で予約完売したのでは…?思えばこれがお祭の始まりでした。まさか半年後に2014の第2回のお祭りが控えていようとは…。もしかしてあの爺さん、西新宿の方々と結託しているんじゃないでしょうねぇ。
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葛西 地下鉄博物館…(2)

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こちらが地下鉄博物館入口です。東京メトロ東西線・葛西駅の高架下にで、駅に直結しています。大宮の鉄道博物館に比べるとどうしても見劣り感がありますが、どうしてどうして工事の工法やら駅の地下の構造など「地下鉄の謎」的な展示は意外と面白いです。それにしても銀座線の最深駅が日本橋駅で10.5m。対して大江戸線の最深駅が六本木駅の42mだそう、これは掘削技術の進歩そのものなんでしょう。比較的コンパクトな施設の割には情報量が多く、大人でも充分に楽しめる博物館です。地下鉄版の運転シュミレッター(電車でGo的)は大人気のでした。
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左)これがトンネルを掘削していった”シールドマシンカッターディスク”です。意外と大きく迫力があります。
中)地下鉄版ジオラマセットです。中央の灯りは”赤坂見附駅”となっています。
右)企画展で「地下鉄における・地下空間の秘密展」が開催されていました。
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葛西 地下鉄博物館…(1)

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最近妙にハマっているのがYou Tubeでの「撮り鉄怒号シリーズ」です。撮影ポジションを巡っての怒号が飛び交う様は(笑えるほどの)異様な雰囲気があります。さて今回は江戸川区西葛西(東京メトロ葛西駅高架下)の『地下鉄博物館』です。運営は「公益財団法人・メトロ文化財団」の運営となっています。さすがに血走った撮り鉄はいませんが、大宮の鉄道博物館と同様、休日は”幼稚園状態”の感があります。ガキは遠慮会釈なく絶叫します。駆けまくります。やたら操作ボタンを押しまくります。ゆっくりと見学ならやはり平日ですねっ。博物館規模としては大宮とは比べものになりませんが、日本最初の地下鉄車両(1001号機)や丸ノ内線車両など地下鉄ならではの興味深い展示物も多々あります。  
 *右が日本最初の地下鉄車両で左が丸ノ内線の車両です(車両内部には入れます)。
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左)1001号車両の内部です。車両の半分には人形が置かれ往時の雰囲気を無理くりに醸し出しています。
中)銀座線車両脇に往時の上野駅ホーム風です。大相撲春場所告知が昭和3年となっているのが”こだわり”なんでしょうか(?)。
右)地下鉄丸の内線の車両内です。昭和29年に池袋 - 御茶ノ水間 (6.4 km)から暫時開業しています
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三菱一号館ビル

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(三菱一号館)…オリジナルの建物は1894年に丸の内最初の洋風貸事務所建築として『ジョサイア・コンドル』により煉瓦造の建築物として設計され、近辺が「一丁倫敦」と称された時代を象徴する建物だったとそうです。明治の洋風建築として、日本銀行本館、旧赤坂離宮(迎賓館)と並ぶ「明治の三大建築物」と称されました(毎度の例えです)。ここからが面白い話なのですが…。昭和42年、文部省は三菱地所に対して「文化財指定」の申し入れをしたのですが、これを良しとしない三菱地所との間でスッタモンダの挙句、三菱地所は役所の休日である土曜日に解体工事を強行してしまいます。文化財の指定を受けたら貸ビルとしての価値が下落すると判断したのでしょう。2004年に現在のレプリカビルを再建するにあたり、三菱地所は「歴史的建造物の保存」という名目で建物の容積率割り増しを申請したのですが、千代田区&東京都はこれを認めていません。笑えます…。

左)現在この建物は「三菱一号館美術館」となっていますが。”美術館としたのは再建計画の着工寸前の決定”だそうです。
中)こんな話があると=【♪三菱地所を見に行こう♪】=CMに突っ込みがいがあります(笑)。
右)ついでと云ってはナンですが、ご近所のTeiffny & Co.です。
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ブートCDの裏通り・17

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西新宿9Fショップで購入したエリック・クラプトン20014年日本公演のプレス盤CD&オマケCDR各種です。この時点では名古屋公演のみが未発売ですが、音自体は前回紹介のオマケCDRで聴くことができます。↑は2/18の東京(武道館)の公演です。”Smile"で始まった1974年の初来日から40年の年月が過ぎた事になります。エリック・クラプトン=69歳(!)。あの日に会場にいた誰が40年後のエリックが同じ場所で演奏していると思ったでしょうね…?左が制作側の判断で”優良”とされプレス盤で発売されたCDです。右のCDRが”次点”という事になるのでしょうかねぇ?

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↑左は2/20、21日の武道館2日目&3日目で、右が2/21の武道館CDRです。この西新宿ショップでは、初版発売分については”オマケCD”が付いている例が多いようです。ここに掲載のジャケ写も左がプレス盤、右が”オマケCDR”です。このオマケCDRもヤフ・オクや某中古CDショップでそこそこの値段で売られています。「同じ日の演奏が数種類あってもしょうがない」のが普通の感覚ですが「マニア」の道はそうではないのです(笑)。

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↑続いては2/23の横浜アリーナです。右のオマケCDRも同じ日の同会場での音源です。ブート音源は録音者の感性や録音機材の性能で大きく違います。更には当日のポジションや周りに騒ぐ一般人が居るか居ないかなど、運に左右される場合も多々あります。それにしても”録音器材”の進歩には驚きです。テープの残量や電池の消耗具合でヒヤヒヤしていた時代とは雲泥の差です(笑)。

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↑は、2/26の大阪城ホールで、CDRは同公演です。今回の来日公演は東京・横浜・名古屋。大坂で計7回。大坂・名古屋では各1日のみです。さすがに69歳ともなると以前のようなハードはツアー日程はシンドイでしょうし、今回はギターがエリック一人なのでさぞお疲れだったことと思います。
 
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↑ 最後が2/28の東京・武道館の最終公演です。これはプレス盤が異なる2種の4枚組で、右のCDRを加えると異なる3人の録音テープが使われています。ここまでくると流石にマニアであっても困惑気味でしょう(苦笑)。…ここに掲載のジャケ写だけでもコンサート6回分、CDの枚数で24枚あります。コンサートに出かけるのが面倒な年齢になるとストーンズの馬鹿げたチケット代1回分で、ポールやストーンズやエリックの日本公演の音源が全公演分が手に入るのは、考えようによっては”安上がり”ですが、聴きとおす気力・体力はやや不安です(笑)。
予想通りですが…。上記のジャケ写で茶色枠のCDR各種がお茶の水の赤文字黒袋のショップで¥4500前後で売られていました。(最近この赤文字黒袋店はブートの価格設定が”ヘン”で、西新宿で新品を購入したほうが”安い”という現象が多発しています)
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↓左が2/18、20、21の武道館公演(6CDR)。右が2/25の名古屋、2/26大坂、2/28東京最終日(6CDR)です。こちらはショップの対象CDを2枚購入すると1枚もらえるギフトCDRです。ストーンズのギフトCDRほどではありませんがヤフ・オクで¥4000弱のオークション価格となっていました。

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ブートCDの裏通り・16

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昨年11月のポール・マッカトニー以来(この爺また何か企んでいるようです)エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズと続いた来日公演ラッシュは、これからボブ・ディラン、ジェフ・ベック、デイープ・パープル、(ついでにビーチ・ボーイズ)、ジョニー・ウィンター、TOTOと続きます。正直こんな来日公演ラッシュは過去にはありませんでした。これに喜んでいるのはコンサート・ファンばかりでなく、西新宿の某一画の方々も同様でしょう。
それにつけても、昨今は公演日からブート発売のサイクルの短い事には本当に驚かされます。それも質の悪い音源ではなく、昔なら”驚異の新音源”で充分に通用する内容なのですから…。(上)はローリング・ストンーンズ左が2/26の東京ドーム初日音源と右が【なんと】2/26、3/4、3/6の3日間の全公演のCDRです。これで音源としては全公演がそろってしまいます(笑)。

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続いてエリック・クラプトンの2/18~2/28の来日公演のうち、左が2/18、20、21の3日間で、右が2/25、26、28の3日間です。これで2/23(横浜)以外の公演がそろってしまいます。さらに驚くことにはここに掲載したジャケ写はすべて、西新宿の某ショップ(マニアには9Fで判ります)で、対象CDを2枚購入すると1枚「いただける」特典CDRなのです。どれもが世が世であれば”驚異の音源”で通用します。本当に良い時代になったモンです。

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こちらは昨年11月のポール・マッカトニーのCDRです。左が大阪2日間、右が東京3日間(11/15の福岡もありますが…)で、11/11~11/21の大阪・福岡・東京の全公演です。他にも大阪・福岡・東京の本番前のサウンド・チェックの音源まで登場しています。笑ってしまうのは、これらの”特典CD”がYahooオクで、とんでもない価格で取引されています。ストーンスの全日程(6CDR)などは一時的に¥9000を超えるオークション価格になっていました。”黒袋に赤文字のチェーン店”なら中古価格で¥確実に5000超となるでしょうね。「売りたい人」と「買いたい人」で成り立っているオークションや中古CD市場を否定するつもりはありませんが、ただただ驚き、笑ってしまいます。この西新宿某ショップのHPは今時珍しい位の”わかりにくさ”ですが、ヤフ・オクができるなら方なら楽々探せると思います(笑)

さて、麻布十番…。

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港区麻布十番は、六本木のような大規模なビルや商業施設が少なく、どことなく下町の風情を感じる街です。写真交差点付近には「豆源本店」、お向かいが「かりんとう」、奥側が「タイ焼き屋」、右に行くとお蕎麦の「長坂更級」と有名処が並んでいます。近くの小公園に野口雨情作の童謡『赤い靴』に歌われる女の子の像がたっています。現実と云うのはえてして残酷なもので…。女の子=きみちゃんは訳あって生母と別れ、幼くしてアメリカ人宣教師夫妻に預けられました。この夫妻と共にアメリカに渡るはずだったのですが…。不治の病結核に冒され、この近くにあった孤児院でわずか9歳で亡くなっています。これが実際の話との説もあるようです。『異人さんに連れられて~』でも『横浜の波止場から~』のストーリーはなかったようです。
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下左)赤い靴の女の子=きみちゃんの像です。さほど大きな像ではありません。
下中)末広神社と竹長稲荷神社が戦災により焼失、その後、現在地にて合併して社名を『十番稲荷神社』と改称しています。
下右)地元商店会の結束が強いようで、年中様々なイベントが年中行われています。
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港区・広尾辺り…で

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「港区・広尾辺りで…」とのリクエストがあったのですが、正直困ってしまいました。このブログは飲食店での”所謂なにが美味もの情報”は基本的に避けています。これを外すと…広尾近辺で思い浮かぶには有栖川宮記念公園位くらいかなぁ(?)。この公園にしても江戸時代は盛岡藩南部家下屋敷、明治になって有栖川宮家の邸、さらに高松宮邸となって東京市に寄贈の変遷では面白みに乏しいようです。「外国大使館」が立ち並ぶ…って云われても特に用事がある訳でもなく…(苦笑)。TV番組では”オシャレな飲食店”が登場しますが”そうなんかなぁ”程度しか思いません。
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Pt上&下左)日比谷線広尾駅を出たと所です。正面側から”Hiroo 散歩ど~りとなります。
Pt下中)廣尾稲荷神社です。旧称は千歳寺稲荷、富士見稲荷とあり、本殿天井の”龍の画”は見事です。
Pt下右)有栖川宮熾仁親王の像です婚約者(和宮)を徳川将軍に奪われた「可哀そうな(?)宮様」でもあります。
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川口・鎮守氷川神社

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埼玉県の県南(東京寄)には数多くの『氷川神社』が鎮座していています。氷川神社は東京・埼玉・神奈川に約で200社あり、総本社はさいたま市の「大宮・氷川神社」です。昔はこの近辺は「見沼」と呼ばれ多くの沼や川が流れていました。その「見沼」を神と崇める信仰として氷川神社が祀られたようです。こちらの川口市・青木町の『鎮守・氷川神社』もその一社なのでしょう。ご祀神は、素盞嗚命と櫛稲田姫命ですが、さすが地域の「鎮守」だけに天照皇大神、倉稲魂命、大国主命、菅原道真公など多くの神様が一緒に祀られています。また境内社として浅間神社、弁天社、磯前神社、天神社、三峰神社、稲荷神社、古峰神社、不動尊堂や富士塚までが残されています。(関連:1/6の大宮・氷川神社)
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この本殿後方が「川口オートレース場」です。レース開催中でしたが必勝祈願の方はおりませでした。
下右)神社掲示板に、こちらの神職が石井達也(米米クラブ)やPerfumeやSuperflyのツアー安全祈願を行ったとの記事があります。
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農林水産省・職員食堂

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昔話で恐縮ですが、農林水産省・職員食堂には『安いが、美味しくなく、地下で薄暗い』という記憶しかありません。昔の農水省は誰でも気軽に入館可能で、本館地下には官庁街屈指の店舗街がありました。今は農林水産省も「入館証」を持たない人間は入館できないようですが、唯一”北別館1階”の【そばうどん・日豊庵…11:00-15:00  土・日・祝・閉庁日は休】と【和風・カフェテリア手しごと、咲くらや…11:30-14:30 土・日・祝・閉庁日は休】が入館証なしで利用できる食事施設となっています。という事で出かけてみたのですが…。【国産食材を味わいに行こう!】がコピーのようですが、どうしても昔の”美味しくない”の記憶が蘇り、構えてしまいました。
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呆れたのが、ここでの昼食が某旅行会社のバスツアーのコースに組み入れられていました。目先の”奇”を狙ったのでしょうが、通常利用者にしてみれば迷惑千万でしょうねぇ。付近には一般の人が利用できる食堂数に殆どなく、昼食時間には戦争状態の混雑となってしまいます。そんな場所に”約束事”に疎いバスツアー団体が大挙して来たら混乱は目に見えています。いずれツアー客からも一般の食堂利用者からのどちらからもクレーム必至となるでしょうね(苦笑)。
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写真上)農林水産省の本館玄関です。一般利用可の食堂は北別館にあります。
下左)食事処”咲ら”の入口です。ツアー客は10分ほど早めて11:20から入れています。ピークの12:00には帰れとの配慮(?)となっています。
下中)2列に並んで、左の列がカレー等の1品物、右列が定食列です。このような「約束事」さえもが存在します。
下右)鯨のカレーや鯨の大和煮缶詰なども売られていました。
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麻布山善福寺…(2)

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港区西麻布の東京でも屈指の古刹として知られる「麻布山・善福寺」です。この付近は『○○麻布』という地名がやたらと多いのですが、元々はこの善福寺の山号のよるという説があり、不動産屋の都合ではなさそうです。善福寺の開山は弘法大師・空海(真言宗)によるとされ山門手前には弘法大師によるとされる現在でも枯れることのない湧水(柳の井戸)があります。鎌倉時代なって「親鸞」により浄土真宗に改宗となっています。現代の視点で見ると真言宗から浄土真宗へ転換とは不思議な感がありますが、当時の方が柔軟な考えだったようです。徳川幕府末期の1859年には”日米修好通商条約”により最初のアメリカ合衆国公使館が設置されました。。写真の銀杏の巨木の根元にはハリスの顕彰碑があります。
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左)は「天然記念物善福寺ノ公孫樹」=”逆さいちょう”と呼ばれる大銀杏です。
中)山門手前の参道に「弘法大師・真言宗」によるとされる柳の井戸、いまでも少量ながら水が湧いています。
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赤羽八幡神社

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上野公園の西郷像付近から始まる馬の背状の台地が日暮里・田端・王子と続き、”馬の背”の最東北端にあたりに『赤羽八幡神社』が鎮座しています。八幡宮となればご祭神は、応神天皇・父の仲哀天皇・母の神功皇后ですね。 創建年代等は不詳とあり、延暦年中(782-806年)征夷大将軍・坂上田村麻呂が東征の際に陣を敷いてこの三神を勧請したのに始まり、源頼光による再興、源頼政政による修造をへて、文明元年(1469年)太田道灌が社殿を再建したと郷土誌にはあるそうですが…。こちら赤羽の街は、明治以降は旧陸軍関係の施設の移転・拡張が相次ぎ”陸軍の町”として知られていました。神社の境内には招魂社や日露戦争戦歿者の慰霊碑が数多く残っています。
…それはさておき、神社付近は”鉄”の方々には有名なのでしょうが、神社境内の地下を「東北・北陸新幹線」・「JR埼京線」が走るという珍しい構造になっています。さらに境内からは京浜東北線・東北線・高崎線・埼京線・新幹線の線路が見渡せるマニアにはたまらない景色です。
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左)神社境内より。京浜東北線・高崎線・埼京線の車両が見えます。埼京線のさらに右が新幹線です。
中)鳥居の先にトンネルを出てきた新幹線が見えます。
右)下から見上げると、赤羽台トンネル入り口が見えます。トンネルの真上に神社社務所があります。
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