旅の案内人・リターンズ

「NPO江戸東京文化研究会」のスタッフ日記です。観光案内にないような話も…

2014年11月

北海道で唯一の国宝

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[函館市・南茅部]…
Pt↑)ボケボケ写真で恐縮です。隠し撮りではなく学芸員の許可を得て撮ったのですが、フラッシュ不可の状況ではこれが限界でした。この土偶は『中空土偶』いいます。1975年に北海道北海道函館市著保内野(ちょぼないの)遺跡から出土した土偶で、地元の主婦の方が農作業中に発見したものです。2007年になんと北海道で唯一の国宝に指定されています。この土偶は函館市臼尻町の「函館市縄文文化交流センター」に常設展示されています。函館市と言っても函館駅付近から車で峠を1ッ越えて1時間以上の距離です。今回函館を訪れたのは、この”土偶”を見るためだったのですが…。残念な結果になってしまいました(!)。なんとなんと、上野・国立博物館で開催中の日本国宝展に2014.11.18~11.30まで、遥々出張して頂けるご予定なのです。この情報を知っていれば上野でお待ちしたものを…。まったくそれはそれはです。
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左)「函館市縄文文化交流センター」の全容です。地方博物館では大そうなモノと言えるでしょう。「道の駅」を兼ねていて左半分側が博物館です。 中)展示物も見劣りする内容ではありません。古代の函館には集落が点在していたようです。 右)博物館回廊には土偶の写真展示があります。
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2014 函館の時間…(2)

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[函館・五稜郭&]…五稜郭は徳川幕府末期、函館港が条約により開港されたのに伴い、北の備えとして、徳川家定の命により築城された西洋式の城郭です。明治元年(1868年)榎本武揚(えのもとたけあき)が率いる旧幕府と西軍との間で戊辰戦争の最後の戦いとなる箱館戦争が舞台となっています。日本人は”負けて滅びた者”に対する独特の感性を持っていて、戦死した土方歳三や中島三郎助父子の奮戦がいまだに語られているようです。実際に土塁の上に立つと、この五稜郭はとても”城”と呼べるシロモノではなく、精々”砦”ていどの規模です。 Pt↑)の五稜郭タワーは2006年に完成した地上6階・約100mの2代目です。1964年完成の高さ60mの初代が老巧化したため初代の隣に造られたそうです…。どうりで知らなかった訳です(苦笑)
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左)五稜郭築造150年祭だそうで、様々イベントが予定されているようです。 中)2010年に復元された箱館奉行所の建物ですが完全復元ではなく一部復元となっています。 右)函館ローカルのハンバーガー・チェーン、”ラツキー・ピエロ”の五稜郭店です。これ食べたかったのですが…。お勧めは”チャイニーズ・チキンバーガーセットですねっ。ピエロ他社とは比べものにならないほど旨いです。嬉しい事に、まだ中・台・韓には気づかれていないようです。
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