旅の案内人・リターンズ

「NPO江戸東京文化研究会」のスタッフ日記です。観光案内にないような話も…

2017年05月

参議院特別参観・・(終)

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Pt↑)は参議院正面玄関の「議員登院板」です。登院した議員が議員登院表示盤の自分の氏名ボタンを押すと、表示盤が点灯、登院したことを表示すると同時に退出時間が記録される仕組みになっています。参議院では館内に5ヶ所(衆議院では4ヶ所/Pt↓)あります。面白い事には点灯色は参議院がオレンジ色。衆議院は黄色です。管理集計の方法も両院で微妙に違うのですが、これは省略します。
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一般参観では見逃しな部分に注目して見ました。Pt↑)議事堂敷地には伊藤博文の銅像が中央広間と参議院前庭に2体あります。前庭の銅像は本体が5m。台座も含めて11mあり、1936年に当時の貴族院に寄贈されたものです。こちら方が造作も細かく本人らしい作品の様な気がします。
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参議院特別参観・・(4)

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参議院本会議場です。中央塔を挟んで参議院・衆議院の本会議場は向かい合わせで造られています。450帖と広さは同じですが、若干の造作の違いがあります。国会の開会式は参議院本会議場に衆参両議員、最高裁長官等700数十名が会し、天皇陛下をお招きして開会の辞となります。従って参議院議場には陛下が座られるお部屋(お席)があります。通常はカーテンで仕切られ開会式当日は議長席が取り外されます。今回はお席のカーテンが開けられ議長席もそのままという珍しい状態でした。
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傍聴席中央の仕切られた部屋は天皇・皇后両陛下が会議を傍聴するお部屋(御傍聴席)です。参議院ではこの位置に、衆議院では議長席上方に設けられています。また判別し難いのですが、参議院には得票数が電光掲示される設備があり、衆議院にはこの設備がありません。参議院本会議場では議長は「北」を背中に「南」を向いています。という事は衆議院はその逆となります。
Pt下中)が速記者席です。速記者の出入りはカーテンの下方の通路から上がってきます。
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参議院特別参観・・(3)

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国会議事堂は17年間の工期を経て昭和11年に完成しています。純国産に資材にこだわっていますが、当時の日本の工業水準ではできなかった物が3点あります。Pt↑)の郵便投函筒はその1点で、アメリカのカトラー社製です。3Fから地下1階の集配所までのぶち抜きの四角い筒なのですが、当時の日本国で造れない訳はない思えます。特許の関係でしょうか?。仕掛けは何もありませんニュートンに法則に従うだけです。Pt↓)のドアの鍵が次の1点で、当時の日本にはマスター・キーの概念がない為アメリカ製を使っています。
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やや暗いので判りにくいのですが、天皇陛下御休所のドアの蝶番です。議事堂の総工費の10%を費やした御休所の造りは見事で、全体画像はパンフレットで見られますが、恐らく蝶番の画像は初出でしょう。下方にありがちなPtを載せますが、特筆お部屋の入口の左右の丸い柱から上方の水瓶の突端までが1枚の大理石(四国産のホトトギス)で造られています。他にも多々あるのですが諸般の事情によりスイマセン。
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国会の赤絨毯を忘れるところでした。赤絨毯は国会内に約4600mひかれています。純国産ですがmあたり¥26000するそうです。4-5年ごとに3階に新品が入り、順次2階、1階と使い廻されます。3階の廊下と1階の廊下の絨毯の踏みごごちが違うのはこんな理由です。
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参議院特別参観・・(2)

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Pt↑)中央広間の床面から天井を見上げます。天井のステンドグラスの升目は一ツが畳2帖(計50帖)あります。天皇陛下及び外国要人訪問時しか点灯しないのですが、今回は特別に点灯されていました。ブルー基調の美しい造りですが残念ながら映りきっていません。中央塔の石材は沖縄産の「サンゴ石灰岩」が使われています。この石材にはPt↓)のように巻貝や海老(?)の化石が含まれているのですが・・。
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参議院・衆議院ともに中庭には池が造られています。この池には驚きの仕掛けがあって、中央の緑の蓋の部分から水の冷気を取り込んで、氷室で冷やして館内に送り込む装置がありました。冷房装置なのですが、昭和11年の建物に冷房装置があったのは驚きです。現在は使用されていませんが、Pt↓)の壁にはめ込まれた鉄の格子が冷気の吹き出し口です。
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館内の廊下にはところどころにPt)の形状の金属バルブが付けられています。これは掃除機ホースの差し込み口です。掃除機といっても家庭用とは違いホースだけで10m以上あります。館内に巨大な掃除機本体が設置されバルブの蓋をあけると真空状態でゴミを吸引する装置で、現役で稼働しています。繰り返しですが昭和11年(!)の建物です。因みに同年代に完成の旧日本銀行や明治生命館の掃除機は稼働していません。
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参議院特別参観・・(1)

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5月連休の衆議院特別参観に続いて「参議院70周年特別参観」が5月20日・21日の両日で行われました。参議院単体としては実に10年ぶりの行事となります。次回は10年後となるでしょうから記事掲載を迷ったのですが、通常の参観では見られず「あの先どうなっているんだろう?」的な場所のPtを何点か載せみる事にします。Pt↑)国会議事堂は昭和11年の完成、工期は17年間かかっています。中央塔の左が衆議院、右が参議院です。建物の横幅は約206m。奥行幅約88m。中央塔の高さは約65mで建物は東を向いています。
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エンタシスの柱の奥が「中央玄関」で別名「開かずの扉」と呼ばれ天皇陛下及び外国国家元首の来訪時と、選挙後当選議員の初登庁時の初回だけこの扉から入ることになります。今回の特別参観ではこの入口が使われました。さすがにこの階段の「赤絨毯」の踏みごごちは格別なモノです。
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中央塔の内部は天井まで約33mの空間となっています。天井はステンドグラス仕上げとなっており畳50帖の大きさです。天皇陛下は国会開会式の当日は中央玄関から入られPt↑)の階段から「御休所」へ向かわれます。また床面には伊藤博文(右)・大隈重信(左)・板垣退助(未)の銅像があり台座の1ツが空席となっています。モザイク模様の床面がPt↓)です。この模様は単なるタイル張ではなく、8㎝ほどのカラー大理石が縦方向に植えられて造られています。
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浅草・日輪寺

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関東には「平将門」にまつわる伝承が数多くあり、ニュアンスこそ違え浅草・日輪寺も将門縁の寺とされています。天慶の乱で戦死した平将門の首は京都で晒され、3日目に故郷に向かって飛んで行きました。。首が落ちたとされる伝承は数か所あり、江戸時代初期に武蔵国豊島郡柴崎村といった現千代田区大手町の『将門塚』が最も有名です。首は柴崎村の村人により丁重に祀られたのですが、将門怨霊による天変地異頻発するようになっていたようです。1300年頃この地を訪れた「時宗二祖他阿真教上人」により将門を祭神とする神田明と日輪寺を時宗柴崎道場として開いています。徳川時代には江戸城の拡張で神田明神は外神田に移り、日輪寺はこの地に移っています。平将門を祭神としているのが「神田明神」で、菩提寺が「日輪寺」の解釈で良いと思いますが・・。Pt↑)の後方建物は浅草ビューホテルで旧浅草国際劇場です。日輪寺近くには、嘗てSKDスターに憩いの場であった「喫茶シルクロード」が今も営業しています。
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上野公園・五条天神社

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上野公園不忍池に隣接した『五条天神社』です。摂社の「花園稲荷」の鳥居や赤の幟の方が目立っていて外国人には人気のようです。五条天神社は日本武尊が東征の折に「大己貴命」と「少彦名命」をこの地に祀ったのが創建とされ「菅原道真」は江戸時代に合祀されたようです。「大己貴命」と「少彦名命」は医薬祖神様とあり、相殿には学問の神様が祀られていることから、医薬系志望の受験生に人気が高い神社だそうです。天神社は時代の変遷や寛永寺の拡張により何度かの移転をしていますが、江戸元禄年間には現在のアメ横の線路沿い、ヨドバシカメラに隣接して「旧社地跡」を示す碑があります。天神社は正月の1日、2日、3日と初天神の25日の「鷽替え神事」でも有名ですが、今年は3年に1度の例大祭「大神輿の渡御」が5月25日に行われます。その旨を告知する幟が氏子内の上野公園から上野広小路一帯に掲げられています。
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亀井堂と始祖鳥せんべい

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2017年6月11日までの期間上野・国立科学博物館で開催中の『大英自然史博物館展』へ行ってきました。連日の大混雑との報道ですが、GW明けのこの時期は適度な混雑状況でした。ロンドンの大英自然史博物館所蔵の”厳選された至宝”を一挙公開!というのがウリとなっているようで、大人¥1600(常設展込)はこんなもんでしょう。展示内容は華やかさこそありませんが、ジワジワと「これすげぇ」感が湧いてきます。笑わせてくれるのがショップで売られている品々です。化粧缶入りのクッキーやドロップ、あの「亀井堂」とコラボした始祖鳥がデザインされた”せんべい”には感心させられます(Ptで見る限り売れています)。
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それはともかく、大英自然史博物館展初の国外巡回展だそうで、進化の歴史や自然史では超有名な品目が含まれています。展示内容はガキや中坊にはレベルが高く、幼児には到底理解不能なものばかりです。Pt↓)は、鳥類と恐竜のの中間的な「始祖鳥」のタイプ標本(基準となる標本)、世界に10数点しかないものでロンドン標本は日本初公開でしょう。「旅行鳩」は、北アメリカに生息し20世紀初めにアメリカ人が乱獲しつくした鳥。1930年代に絶滅したと思われる「タスマニアタイガー」辺りはとっつき易いでしょう。
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衆議院特別参観

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すでに終了したイベントですが、平成29年5月3・4日の両日で「日本国憲法施行70周年特別参観」というタイトルで国会議事堂・衆議院で行事がおこなわれました。衆議院、参議院(土日祭休)も一般参観は行われているのですが、今回はタイトル通り”○○周年記念特別”と通常とは参観の場所など大きく異なり、規制の多い写真撮影も殆どなく、普段を知っている身でも充分に楽しめる行事でした。衆議院特別参観は終了しましたが、平成29年5月20・21日の両日で「参議院70周年特別参観」が行われます。衆院と参院は建物内の造りが微妙に異なっており見所も多々あります。
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ブートCDの裏通り・51

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このところ某輸入盤店やAmazon通販では見聞きしたことのないようなレーベルから「ブートまがい」のブツが売られています。多くはFM音源からという事ですが、遥か昔のブート並みなんてのもあり「聴いてみなけりゃ分らん」となんだか昔懐かしい気分にさせてくれます。Pt↑)はつい最近Amazon通販で購入したThe Allman Brother Bandの9枚組Boxセットで¥3780(!)と破格のお値段だったのですが・・。
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ところが開けてビックリ(苦笑)。Disc1&2は【1972.04.07のManley Field House/左下】・Disc3-6は【1973.12.31のLive At The Cow Palace/Pt上の2枚で、右は4枚組、左がカット編集の多い3枚組の同音源】・Disc7-9は【1979.12.30のNassau Coliseum Uniondale】です。不思議なものでブートの世界では”よくある話”なのですが、久々にやられると悔しさがこみ上げてきます
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