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正面入口から入り、中央広間から階段を登った奥に「御休所」と呼ばれる部屋は天皇陛下が国会の開会式などで議事堂に来られた際に「御休息」するため造られています。国会議事堂の総工費の10%を費やしたとされる部屋の造作は、総檜造の本漆塗、外側の飾り部分には、徳島県阿南市産の不如帰(ほととぎす)という石を使用、シャンデリアは水晶製など材質や装飾は議事堂の中でも特に匠を凝らした華やかなものとなってます。ビルによって視界が遮られる前までは部屋の窓から富士山が見えたそうです。見落としがちですPt↑)ホールの天井のステンドグラスはここだけ湾曲しています。壁に付けられた照明は上部を向く間接照明になっています。これは床に影ができにくく、天皇陛下の影を踏まないような工夫です。陛下がお出でになる時には床に特別な絨毯がひかれます。
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