kuramaehashi墨田川にかかる蔵前橋は台東区蔵前1丁目と墨田区横網1丁目を結び、橋上を通る道路は「蔵前橋通り」です。現在の橋は関東大震災の復興計画により架橋され1927年に竣工し、橋長は173.2mあります。橋の完成以前は「富士見の渡し」という渡船場があったそうです。
「蔵前」という地名は、江戸時代に川沿いに江戸幕府が全国の直轄地(天領)から年貢米や買上米を保管した米蔵(浅草御蔵)があったことに由来するそうです。時代は下って1954年から1984年までは台東区側に両国に移転する前の蔵前国技館がありました。そんな歴史から蔵前橋の欄干には相撲の彫刻が残っています。
橋全体が「黄色」に塗装されているのは、防災上の都合でもなんでもなく「稲の籾殻を連想させる色」だそうです。
橋を渡り墨田区側すぐの横網町公園内には、関東大震災の惨禍を後世に伝えるために造られた東京都慰霊堂と復興記念館があります。この地が東京市(当時)で最も被害の大きかった「被服廠跡」になるそうです。
余談ですが、「蔵前駅」で地下鉄都営浅草線と大江戸線の乗り換えは地上を200m程歩かねばなりません。こんな構造の駅は都内では他にはないと思いますが‥。