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西新宿、小滝橋通りを大久保方面に進んだ通り沿いや少し入った「柏木公園」付近には世界的にも珍しい非合法CDやDVD(海賊盤、ブート・レグ、略してブート盤)の専門店が点在しています。今は全盛期に比べたら極少数の店舗数になってしまいましたが、それでもマニアには有名な地域です。多くがコンサート会場での隠し録りとか、関係者から流失した音源で製作されているのですが、カセット・テープのDATなどでの録音技術も進歩しCDRで簡単に製造できてしまうのですから大したものです。来日するロック系海外アーティストの日本公演はだいたいが発売されてしうようです。ごく普通の人が聴いたら”音のよくないCD”にしか聴こえないでしょうが‥そこはマニアの道・病気の世界です(笑) ビートルズなどは、いまや殆ど「考古学的検証」の世界になっています。写真はエリック・クラプトン日本公演のもので、1997年の日本公演・全13日間・CD26枚、2001年公演・全16日間・CD34枚、2003年公演・18日間・CD36枚、1990年のロンドン・CD8枚です。これを聴くにはかなりの気力・体力が必要です。コンサートツアーの全日程など聴かなくてもよいのに‥がごく普通の感想だと思います(笑)
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外国人観光客風がリスト片手に店員に在庫を確認をしている姿もよく見られます。やはりここは世界に名高いブート(非合法音楽CD)街なのでしょう(苦笑)。笑ってしまうような新作CDがあったので30秒ほど考えて購入しました。写真では判りにくいですが、「エリック・クラプトン&スティビー・ウインウッド」の2010年のヨーロッパ公演、24枚組CDです。なんと価格が¥9800(!)でした。1枚あたり¥408程度です。装丁もちゃんとしていて、しかもCDRではないようです。以前だったら確実に¥20000以上ですね。購入側としては素直に喜ぶべきでしょう。ブートCDや中古CDは”見つけたら即購入”が鉄則ですが、瀬正規盤でも売れなきゃソク廃盤の時代、ましてブートのプレス枚数なんて知れています。
Pt↑)での上段は2009年の6月23・24日のアメリカ・テキサス公演です。
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Pt↑)は2011年5月ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールの5/17.18.20.21.23.24.26.27.29.30.6/1の11日間です。事情があったのでしょうがこのSetは当初Box状でしたが箱なしでのバーゲン価格となりました。このメンツでのツアーは年末の日本公演まで続くことになります。