ichigaya_1ichigaya_2防衛省・市ヶ谷台敷地内の「市ヶ谷記念館」です。ここ防衛省・市ヶ谷台は1日2回の限定ですが見学することができます。事前の申込みが必要となり、当日は運転免許証やパスポートなどの身分証目書を持参しなければなりません。現在は市ヶ谷駐屯地の部隊も東北地方に派遣されているそうです。そんな関係からなのでしょうか、今回は通常よりも短縮されていました。それでも約1時間30分かかります。施設内は内閣官房職員と女性職員が同行して説明をしてもらえます。

後先になりますが、今回は写真の市ヶ谷記念館(旧陸軍士官学校本部)と大講堂です。この建物は本来は取り壊される予定だったのですが、歴史的重要性から場所を移転し主要な部分のみを復元しています。(2階の展示室に全貌の模型が展示されています)。写真左正面玄関上のバルコニーが昭和45年三島由紀夫が最後の演説をした場所です。写真右が大講堂。昭和21年5月から23年11月まで極東国際軍事裁判(東京裁判)が行われた場所です。案内のよると正面舞台上(明るくなっている所)が同時通訳の席、左側奥から手前へ裁判官が並び、右側奥から手前へ28人の戦犯が並んだそうです。この裁判は戦勝国が「正義」、敗戦国(日本)が「悪」と決め付けた、単なる復讐の儀式であったとも言われています。歴史は繰り返し、アメリカはイラク戦争でもサダム・フセインに同じ事をしましたね(!)