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『駒形橋』は橋の完成のより廃止となった江戸年間の「駒形の渡し」の場所に架橋されています。橋長:149.6m、幅:22m。台東区と墨田区を結ぶ浅草通り(都道463上野月島線)が通り、全体が青く塗られています。隅田川の他の橋と同様、関東大震災により崩壊してしまい復興事業として昭和2年に現在の橋が架けられています。『駒形橋』は橋の姿が珍しい構造となっていて、橋の中央部がアーチ部分が道路の上側になっていて、橋の両脇部分がアーチが下側になっています。因みに下流側の 『厩橋』 がアーチが上の構造、上流側の 『吾妻橋』 がアーチが下の構造になっています。
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橋の名称は台東区側の『駒形堂』に因んでいます。942年に浅草寺伽藍の建立の際に建立され、再三の消失・再建をへて現在のお堂は2003年に建立されたものです。ご本尊は「馬・別名「こまんどう」とも呼ばれ、元々は浅草寺に伽藍の一つで、推古天皇36年に漁師の兄弟の網に「聖観世音菩薩」 が掛かり、その場所に 建てられたのが「駒形堂」とされます。後に「聖観世音菩薩」 は浅草寺 に移され浅草寺の始まりとなっています。
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