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『春の夜や 女見返る 柳橋』‥正岡子規の句です。正確には神田川の河口、すぐ先が隅田川です。地名としての「柳橋」は江戸中期から花街として知られ時代小説にも度々登場しています。当時は橋のほとりに多くの船宿が軒を連ね大変な賑わいだったようです。明治の時代になっても花柳界として東京を代表する歓楽街となっていました。正岡子規をはじめ多くの文人に取り上げられ、今でも町には当時の面影を残した江戸の雰囲気を感じられる町とされています。この橋が最初に架けられたのは元禄11年(1698年)のことで、現在の鉄橋は昭和4年に架け変えられていて、永代橋のデザインが取り入られ、短いながらも美しい姿をした橋です。欄干には花柳界の街にちなみ、柳橋芸者をイメージした”かんざし”のレリーフが施されています。隅田川屋形船の納涼船の船宿が立ち並び、橋のたもとには佃煮の名店「小松屋」や老舗日本料理店の「亀清楼」など情緒あるお店があります。
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