mikasa_5mikasa_6写真左、戦艦三笠の主砲です。どう見てもレプリカなのですが‥。
40口径30.5センチ連装砲で艦前方と後方に各1基計4門あります。三笠は元々はイギリス製で1900年に完成していますが、この時代では大口径の主砲だったのでしょう。旧海軍では長門型40センチ、大和型46センチと大口径になっていくので、どうしても貧弱な感が否めません。艦の側面には40口径15.2センチ単装砲が両舷で14門、40口径7.6センチ単装砲が両舷で20門あります。魚雷発射管4門はコンクリートの下のようです。この時代ではまだ対空兵装はないようですね。主砲の後部が艦橋、ガラスの部分が操舵室。更にその上が司令塔(写真右:人がいる場所)です。例の有名な絵はここでの情景で、司令官、館長、参謀などあれだけの人数がここで指揮をして場所です。実際に立って見るとかなり”狭い”です。
時代が時代なのですが、どうしても装備も兵装も貧弱な印象を受けます。さらに艦全体が再塗装されていて映画のセットの様な感も”やや”ありますが、やはり”鉄”と”歴史”の持つ重みは重厚です。