get back_1get back_2西新宿ブート街では、相変わらずBeatles関連のブツが多いようで、手を変え品を変え「新譜」が発売されています。昨今はPCで上手に編集したものまであるそうで、まさに「なんでもあり」の世界となっているようです。Ptは「Get Back」関連のブートです。この音源には2系統あって、1)はLP「Let It Be」の製作過程でボツになったLPを元ネタにしているもの。厳密にはボツの1、ボツの2、何故かラジオ放送されたしまってものの3種類があります。2)は映画「Let IT Be」の映画撮影時の音源を使っているもの。これも映画の音声用録音と映画フィルムに同時録音したものの2種類があります。写真の箱モノは映画関連で、左の箱が17枚組、右の箱が8枚組です。実は真面目に聞いたことはありません。アマチュア・バンドの練習のようで、まともに聴けるような音源ではありません。それでも収集してしまうのが”マニアの路”です。とんでもない無駄使いの日々でしたね。
今では信じられない事ですが、昔々はラジオの深夜放送枠でブート音源を放送していた時代もありました。ピッチは不安定、雑音だらけの音源から比べれば今は音的には格段に進歩しています。そう考えればブート歴史は録音・製作技術の進化の歴史でもあるようです。

・・・・・・・・・・・・・
66_166_2よく意味が判りませんが‥ビートルズ来日公演から45周年だそうで、先日「日本テレビ」の朝の情報番組で武道館公演(少し)を放映していました。曰く”秘蔵映像の解禁”だそうで‥。日本テレビも何を云っているのでしょうね。武道館公演が放送禁止だったことなど一度もないのですが‥。VHSやLD時代には普通に販売されていましたし(Vapレーベル、6/30公演)公式DVDでも7/1公演を少し見ることができます。非合法なブツなら西新宿ブート街ではごく当たり前に売られています。写真右はLP時代のブートLP(右:7/1、左:6/30)です。40年くらい前の購入で当時としては珍しいカラージャケットで7/1は日本製でした。CD時代に入ると多くのメーカーから発売されてきました。写真左の左上が決定版だと思われていたのですが(中ほどの”水彩画”はマニアなら判りますよね)、それを遥かに超えたのが右上の”Tokyo Highway 66”という4枚組CDです。音源提供の犯人は誰だ?日本テレビ関係者だろう!と云いたくなります。なにがどう凄いかは長くなるので割愛しますが、両公演日ともドリフターズを含む前座から収録、ヒルトン・ホテルでの陳腐な記者会見まで収録しています。高額なCDですが見つけたら迷わず購入しましょう(!)右下はブートDVDですが、正直”武道館公演”は映像で見る価値はどうなんでしょうか?