kagura2kagura3正しい名称は「日蓮宗・善國寺」なのですが、「神楽坂の毘沙門さま」としての方が良く知られているようです。寛政4(1792)神楽坂に移転し、江戸時代以降この地で親しまれている日蓮宗池上本門寺の末寺です。芝正伝寺・浅草正法寺とともに江戸三毘沙門と呼ばれたそうですが、本当に”三大”ってのが好きですねぇ。本堂の左右には江戸時代後期の製作とされる「石虎」・狛虎像が置かれています。かなり風化が進行し尻尾がなければゴリラのような感じです。毘沙門天のお使いが「虎」なんでしょう…。これで○狛シリーズは狗・狐・狼・兎ときて「虎」です。身近な動物が次々と登場して動物園の体です。
向かって右側の虎像の台座(虎のレリーフの下)にくっきりと「不」の字記号が見られます。こらは几号(きごう)水準点もしくは不号(ふごう)水準点といい、明治初期に行われた高度の測量の際に灯篭や鳥居など堅牢な建造物に刻んだもので、「不」の横棒が高さの基準として使用されていました。ちなみに国会議事堂洋式前庭内には測量の基準となった「日本水準点原点」があります。