takashima_1takashima_2”高島屋東京店の店内ツアー”なるものに行って来ました。
高島屋東京店(日本橋高島屋)は平成21年、百貨店建築で初の重要文化財の指定を受けています。日本橋店の開店は昭和8年(!)。日本生命が建設し高島屋東京が借り受けて営業を開始し、創建時は日本生命館と称したそうです。開店当初から”全館冷暖房装置”を備え、当時の宣伝コピーの『東京で暑いところ、高島屋を出たところ』は一世を風靡したそうです。
昭和8年竣工で増築を重ねた建築が重要文化財指定なのか不思議だったのですが”名立たる建築家達が時代時代で設計をし、全体として建物の調和を保っている建物”が重文指定の理由との説明に納得できました。
右の写真の壁面に増築の歴史が見えます。※”HP・重要文化財タカシマヤ東京店”に詳しく紹介されています。
重要文化財指定という足枷を受けてしまうと様々な制約を受け改築や修理もができにくくなってしまいます。
サービス業としては致命的な事にもなりかねませんし、歴史を継承し次の世代に委ねていくのは簡単な事ではありません。そういった意味でも高島屋日本橋店には敬意を表したいと思います。
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ここ高島屋東京店の屋上には昭和25年から4年間「高子さん」という名前の『象』が飼育されていたそうです。
『象のいる百貨店』‥(!) 凄い時代だったんですねぇ。