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浅草の浅草寺は東京で一番の古刹として知られています。それに次ぐ古刹がこの港区元麻布の「麻布山善福寺」なんだそうです。山号の麻布山が「麻布の地名」の由来とも云われ現在でも「麻布」の付く町名はやたらとあります。ここまで麻布の地名が多いのは不動産屋の陰謀ではないかとすら思えてきます(意外な事に北麻布はありません)。驚くくことに杉並区の善福寺は当院の奥の院が元は善福寺池周辺にあったことに由来すというる説や港区の虎ノ門は善福寺の山門に由来する説などがあるそうで、ホントならとんでもなく広大なお寺です。
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善福寺の開山は弘法大師・空海(真言宗)によるとされ山門手前には弘法大師による湧水(柳の井戸)があります。このお方は全国を行脚して井戸やら温泉やら池やらを発掘や開拓しているようで、本当にご苦労様なことです(苦笑)。時代を経て鎌倉時代に親鸞が寺を浄土真宗に改宗したとされます。親鸞のついた杖から生えたという伝承を持つ国の天然記念物”逆さいちょう”と称する大銀杏の傍には親鸞聖人の像が建立されています。空海(真言宗)縁の井戸と親鸞(浄土真宗)縁の銀杏巨木が拮抗している面白いお寺です。幕末時代の1859年には日米修好通商条約により初代のアメリカ合衆国公使館が設置され、ハリスらがこの寺に在留しています。
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