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shina3"北の天王さん”こと品川神社は京浜急行・新番場駅下車、第一京浜国道に面して鎮座しています。神社の歴史は鎌倉時代初期まで遡り、江戸時代は徳川家との関係も深く”関が原”への出陣では家康自らが必勝祈願をしたそうです。明治以降も「准勅祭神社」と特別な格式を得て、今でも「東京十社」の一社として親しまれています。写真の鳥居には「龍の姿」が柱に絡みつく彫刻が施されています。虎ノ門・金毘羅宮の鳥居は中国でいう四聖獣が刻まれていますが、この様な意匠が施されてた鳥居はかなり珍しいです。

shina2shina4第一京浜国道から龍の彫刻がある一の鳥居をめけ約50段急階段を登ります。途中には富士山信仰の模擬富士山への登山道入口があります。一合目から山頂へ登りは結構急傾斜ですから、自信のない方は止め方が良いでしょう。右の写真が本堂です。境内は決して広くはないのですが舞殿、本殿、社務所などのがバランスよく並んでいて、表現が微妙ですが‥『なんとも居心地の良い神社』だと思います。

shina5shina7境内社の稲荷社が2社あります。写真左は本殿に並んで鎮座していますが、ここからやや下った場所にある写真右の『阿那稲荷』の方が大物のような感じです。社の隣「一粒万倍」と称する泉があり、こちらで鎌倉の銭洗い弁天のように紙幣や印鑑を洗って商売繁盛を祈願したされています。お金は門前の商店ですぐに使えとありますが、なんなんですかねぇ。この泉の水を溜める部分には葵のご紋が施されており、それなりの由緒はあるようです。