uenost11uenost12上野公園の「上野精養軒」の近くに「花園稲荷神社」があります。「五条天神社」と隣あっているのですが、縁起から察するとお互いに摂社や境内社の関係ではなく天神様が後から来たようです。両社とも参道が2ヵ所づつある造りになっています。この花園稲荷社はかなりの古社とされ、正しくは忍岡稲荷(しのぶがおかいなり)と称し石窟の上にあったことから俗称で「穴稲荷」とも言われていたそうです。

uenost16uenost15創建は承応3年天海大僧正の弟子により廃絶していたお社を再建したとものとされます。彰義隊の上野戦争時には”穴稲荷門の戦”として大激戦の地となったそうですが‥。上野戦争は一方的な殲滅戦なので”激戦地”と言われても?です。※こちらが旧社殿だと思われます。鳥居から進むと、奥に別のお社があり、きつねの人形‥お姿でいいのでしょうか(?)‥が並んでいます。

uenost14uenost13こちらが「お穴様」です。このお社は「弥佐衛門狐」なる狐が寛永寺ができると住む所がなくなって困るとのことで祀ってもらったという云われがあるそうです。ちょっとした洞窟があると”狐の穴”となるようです。昔はこの辺にも多くの狐がいて、人にも身近な存在だったのでしょう。それにしても呼称の変遷が多い稲荷神社です。「忍岡稲荷」が「お穴様/穴稲荷」と呼ばれるようになり、明治の再興時に「花園稲荷」と改名したとの流れで良いのでしょうか‥(?)