rin2rin1戊辰戦争時から明治中期に数奇な運命を辿られた『北白川宮能久親王』の銅像は東京国立近代美術館工芸館(旧近衛師団司令部)の敷地内にあります。伏見宮那家親王の第9皇子として誕生、上野寛永寺の輪王寺宮となり、上野戦争では彰義隊に擁立され徳川幕府側の立場となり、上野戦争後は奥羽越列藩同盟の盟主とされ、同盟崩壊後は蟄居・謹慎の憂き目となってしまいました。

rin3rin4明治維新後は北白川宮家を相続し、陸軍将校として軍役につきます。日清戦争後の1895年に近衛師団長として台湾に出兵、その地で満48歳でマラリアにより病没され、皇族が外地で没した最初の例となっています。
写真左は『北白川宮能久親王』の騎乗像で躍動感に溢れる銅像です。写真右は『小松宮彰仁親王』で上野公園にあります。以前にも触れましたがこのお二人は兄弟ですが、戊辰戦争の東北の戦いでは敵対する大将同士となっています。歴史は時として皮肉なめぐり合わせとなってしまう事があります‥。