koma_01koma_02今回は橋全体が水色に塗られた『駒形橋』です。橋長は146.3m、橋幅22.9m、1927年(昭和2年)の完成です。東京都の管理となります。西詰めのモニュメント柵には写真の様な『馬』が並んでいます。チェスの駒ではなく駒形の駒の洒落なんでしょう。江戸時代にはこの場所には橋は架橋されておらず「駒形の渡し」があっただけでした。関東大震災の東京復興事業の一環としてこの場所に橋が架橋されています。

koma_04koma_03橋の名称の由来は、西詰めにある「駒形堂」に因んでいます。天慶5年、浅草寺観音堂を造営する際、馬頭観音をまつるためにこの駒形堂も建てられています。『江戸名所記』によると「浅草川を上下する時、御堂が白駒が駈けるように見えるので “駒かけ堂”といわれ、訛って駒形堂になったとそうですが、そう都合よく訛るとは到底思えません(!)さらには”コマガタ”ではなく”コマカタ”と濁らないそうです。こうなるともうどうでも良くなってきますね(苦笑)