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緑色に塗られた『厩橋/うまやばし』です。橋の名称は厩=馬屋で、江戸時代はこの付近に米蔵の米を運搬するため多くの馬が飼われていた事によります。架橋以前は「御厩の渡し」が利用されたのですが、「三途の渡し」の言われるほど転覆事故が多発していたことにより、民間の手で明治7年(1874)に最初の橋が架けられています。他の渡船場と川幅も流れも変わらないのに”事故多発”とは不可思議な事です。架け替えられた現在の橋は、橋長151.4m、橋幅21.8mの現在の橋は昭和4年(1929)の完成です。橋の下を走る地下鉄大江戸線は橋台に影響を与えないよう橋を迂回しているらしいです。
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『厩橋』だけに橋の各所に「馬」を連想させるレリーフなどが施されています。Pt↑)橋の橋柱に施された数頭の馬が群れているレリーフで一番判りやすいです。Pt↓)老巧化と汚れているの「馬」をあしらったステンド・グラススです。これはじっくりと見ないと理解できません(苦笑)。フェンスの枠組みには疾走する「馬」の姿があります。台東区側には馬とは関係のないチョット目を引く建物があるのですが、これ交番と人の横顔を模したトイレです。
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