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無礼を承知ですが、ここは京都でも奈良でも鎌倉でもありません。埼玉県です。熊谷市です。歴史上繁栄した街でもありません。なんだってこんな”とんでもないお寺”が…。以前は田舎町の古ぼけたお寺さんだったのが、晴れて国宝にまで昇格(?)してしまいました。生まれ変わった極彩色の彫刻群には、ただ絶句しかありません(!)。
上は布袋と恵比須&大黒天が「囲碁」に興じています。下は弁天さんらが「バックギャモン」に熱中しています。
吉祥天と弁天さま、間で戦況を伺っているのは毘沙門天です。赤鬼氏はさらに右側にいる美人さんを手招きしています。なにを比喩しているのかは判りませんが、見事としか表現できません。

埼玉県熊谷市の『妻沼・聖天山』は平成15年より23年まで8年間、保存修理工事が行れ総工費13億5千万円の費用を費やし(彩色の復元だけで2億円)、平成24年5月に国宝として答申し、この7月には国宝として正式指定されます。入山口の国指定の重要文化財「貴惣門」の彫刻もすばらしいです。本殿の色彩と対比すると、いかに大がかりな保存修理だったのかが窺えます。

妻沼(熊谷)は特色に乏しい地方の街ですが、いずれ旅行会社の『国宝・妻沼聖天と渋沢栄一生家を訪ねる』なんてバスツアーも企画され、どっと観光客が訪れるでしょう。ご存知のように「熊谷」の夏はとてつもなく熱いので有名です。出かけるなら今のうちです。
妻沼聖天さんへは、JR熊谷駅下車、路線バス(30分/¥450)・TAXIなら(20分/¥3500位)です。

左:権現造りの本殿全体に季節ごとの彫刻が施されています。実に見事です。
中:拝殿正面です。この裏手の本殿がすごい事になっています(拝観¥700)
右:総門「貴惣門」…国指定の重要文化財です。彩色はされていませんが見事な彫刻です。
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