gyoda_1東北震災時にお蔵入りや延期になったしまった映画がありました。いずれもが”津波災害”を連想させるとの事でしたが、大津波シーンが登場するクリント・イーストウッドの”ヒア・アフター”は公開数日で上映中止。埼玉の田舎町・行田の”忍城・水責め”を題材とした和田竜の小説『のぼうの城』の制作延期は、致し方なかった知れません。で、忍城の行ってみると…この「忍城」は「関東七名城」だそうで、再建された城は写真の様の”絵になる姿”をしていますが、年代の考証はグズグズです。それにしても『日本三大水責め』とは…なんのこったいです(!)。”三大”や”七大”とかは、どこも根拠に乏しく「言ったもの勝ち」の世界です。

gyoda_2忍城跡から車で10分ほどに、9基の古墳群からなる『埼玉古墳群』があります。歴史認識が覆った『稲荷山古墳』もこの中にあります。これだけ大規模の古墳を造成できる人々が住んでいたのは、それだけの文化があり、気候や食物や水に恵まれていたという事です。この「丸基山古墳」は石田光成の「忍城水責め」の際に本陣を張った場所とされ、左は水責めの堤を建設した遺構です。古墳の頂上のからは忍城が遠望でき、作戦司令部としては最適だったのでしょう。石田光成はこの戦いに敗れたのでもなく(元が文人なので戦争は下手です)”時間切れ”の様なものなので「石田光成が攻め落とせなかった城」の表現は可哀そうな気もします。見渡せば付近は平坦な地で、当時は湿地帯だったそうです。鎧を着用した身長150㎝(小学生並)の武将やポニー程度の軍馬。”水責め”と言っても”水を満たした田圃”という感じだったのでしょうか(?)