200904_01
最近のことですが、西新宿某店舗からデレク&ドミノスの『いとしのレイラ(Layla and Other Assorted Love Songs)・UK MIX MULTITRACK MASTER』なる2枚組が登場しました。Infoによると【1970年のイギリス初回盤LPに使用されたオリジナルマスター使用】だそうです。*ディスク2はドミノスのセカンドアルバムセッション音源で散らかった音源をまとめているのが便利と云えば便利。1970年代は発売国ごとのMix違いは珍しい事ではなく『LPレイラ』にもUSとUKの違いがあったという事ですが…。聴いてみると正直かなりの微妙さかげんです。
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Pt↑)の新作『いとしのレイラ・イギリス初回盤オリジナルマスター』はすでに完売の模様です。このタイトルはマニア心をくすぐるのには充分ですが「音」としては微妙です。これの前作にあたるのが『エリック・クラプトン・ミックス』なのですが「音&内容」としてはこちらの方が格段に面白いと思います。1970年にデラニー&ボニーと後のドミノスの連中が参加したソロ・アルバム『Eric Clapton』はECの経歴でも地味な感じが否めません。このソロ・アルバムには3種類のMixが存在し 1)1970年盤のトム・ダウトによるMix 2)2006年のデラックス盤(2CD)でのデラニ・ブラムレットによるMix *12分に及ぶダラダラモの”Aブルーズは練習として重宝しました(笑)。  3)が今回のエリック自身によるMixです。クリーム、ブラインド・フェイスが吹き飛んで方向性が定まらずに試行錯誤していたエリックが「こんな感じでかなぁ…」と完成させたものです。こんなものが今頃登場するなんて…(笑)。
200904_02
エリック・クラプトン(EC)がデレク&ザ・ドミノス名義で『いとしのレイラ(Layla and Other Assorted Love Songs)』を発表したのは1970年のことで、クリームが解散してブラインド・フェイスが短命に終わった次がこれです。発売当初の記憶では大した評価ではなかったと思います。当時は2枚組のLPは高額で購入には勇気がいったものです。期待のギター・ソロはなし、ヒューヒューいうギター(デュアンのスライド)は?で”なんか違うねぇが”50年前の評価はそんなもんでした。
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誰もが聞いたことはある「レイラ」のイントロのギター奏方はハンマリング、プリング、チョーキングを連続してレガート気味に弾くという2小節です。このフレーズはアルバート・キングの「アズ・ザ・イヤーズ・ゴー~」の流用(パクリ)です。この時期のECはブルーズに大御所の影響がモロで、フレディ・キングなんざぁマンマです。ギターは5本(それ以上?)重ねてあります。イントロ(Dm)→歌(C#m)と反則技の転調で強引にDmへの解決しています。後半のピアノのコーダ部分は曲の前半と後半のテープを強引に繋いだのか音程が妙です。
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LP時代から⇒LPをそのままCD化したAAD・CDをへて⇒1990年には「20周年記念リマスター」ということでアウト・テイク)を含めたBoxセットが発売され⇒さっぱり定着しなかった5.1規格のSACDやら今でも意味不明のSHM・CD⇒さらには紙ジャケット仕上盤と続き⇒とうとう発売40周年記念(41周年)として再リマスターされた記念盤が「こりずに」発売されました。復刻盤のLPやらCD諸々が入って¥20000(国内盤)と値段でした(苦笑)。
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LP発売時はたいして売れなかった作品が50年後にこんな事になるとは‥。稀代の名盤というより商魂のたくましさなのでしょうか(?)。それに付き合ってくると写真のような事になります(苦笑)。記事項の為に引っ張り出したきましたが探せばまだあるはずです(笑)。当然『同じCDを何枚があっても…』はもっともなご意見ですが、それでは”マニア”は勤まりません(笑)。*限定オマケのMFSL/CDRは数種類のリマスターのうちでも見つけにくい貴重な音源です。