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浅草寺の裏手(徒歩約10分)の待乳山の聖天様。浅草寺子院の「本龍院」で待乳山は”山号”です。隅田川の川端ですがこの付近だけが小高い丘になっています。『江戸名所図会』によるとここから見る隅田川の眺めが絶景とされていたそうですが、今は見る影もありません。本尊は歓喜天(聖天様)・十一面観音が安置されています。本堂へは階段を登っていきますが、裏手の駐車場側には年配者の参拝が多いのか”ミニ・ケーブルカー”が造られています。本堂から振り返ると聖天様の地形が”前方後円墳”のような形状です。例によって「日本三大聖天」と称されているようですが、他には浅草の待乳山聖天、奈良の生駒聖天、静岡県小山町の聖天堂、桑名市の桑名聖天(大福田寺)、熊谷市の妻沼聖天とあり、「三大」を選べということでしょう。作家の池波正太郎氏の生家はお隣との事で記念碑が造られています。
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