110301110302東京メトロ・丸ノ内線の茗荷谷駅を出て拓殖大学方面に歩き、閑静な住宅地を進むと道端に『切支丹屋敷跡』との標柱と案内板があります。寛永20年(1643年)イタリア生まれのイエズス会宣教師”ジョセッペ・キアラ”は鎖国令で閉ざされた日本に潜入を企て失敗。捕えられ長崎より江戸に移送されてきました。当時、この茗荷谷には宗門改奉行・井上政重の下屋敷があり、多くの切支丹が収容されていました。キアラはここで詮議を受け過酷な拷問の末、キリスト教信仰を棄てるに至りました。幕命より日本人死刑囚の後家を妻として娶り、日本名”岡本三右衛門”の名を受け継いで茗荷谷の切支丹屋敷を一歩も出ることなく、幽閉40年の後この地で亡くなっています。故遠藤周作の小説”沈黙”のモデルとして、転びバテレン”クリストファン・フェレイラ(沢野忠庵)”とともに知られた人物です。

左)この坂道が「切支丹坂」だとおもうのですが…。坂の突き当りを右に曲がると碑があります。
中)東京メトロ・丸ノ内線の車庫。トンネルを抜けた先が左の写真(切支丹坂)になります。
右)拓殖大学の本館です。もう数十年も前の話…。記憶にある学舎は殆ど変わってしまいました。
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