111401111402文京区・春日の『牛天神・北野神社』です。天神様となれば祀られているのは菅原道真公ですが、この天神様は初めて訪れるには交通の便があまり良くなく(JR飯田橋からもメトロ後楽園からも徒歩10分くらい)。更には参道階段(写真:左)がかなり目立たない所にあり、本殿にはさらに階段を30段くらい登ります。
境内の由緒書には…1184年(寿永3年)、源頼朝が東国追討のためにこの地に立ち寄った際に牛に乗った菅原道真が夢に現れ、「二つの幸」があるだろうと告げたという。夢から覚めると、ひとつの岩石があり、夢の中で菅原道真が乗っていた牛に似ていたという。菅原道真のお告げ通り、その年には頼家が誕生、翌年には平家を滅ぼして国を平定する。源頼朝は報賽としてこの地に菅原道真の御霊を勧請して社を建立した。それが「牛天神」の始まりであるという…。とあります。この“牛に似た岩石”は現在も境内にありますが、牛に似ているような似ていないような…?。隣には天神様御用達の「撫で牛」もあります。境内は決して広くはありませんが、水戸光圀から奉納された桜の木なんてのもあり、ビルに囲まれた市街地ながら古社ならでは風格が漂っているようです。それにしても「源頼朝の夢枕に現れた菅原道真」とは…(苦笑)。学業成就の御利益以外の”実績”があるようです。