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日本の神々はその姿を人前には現さないとされます。そこで多くの神社には神使や眷属と呼ばれる神々の代理として動物達がいて、人間にはない能力を有する動物達が神の使いとして崇敬されることとなったようです。動物達と云っても山系の狐、猿、猪。水系の鰻や亀など様々いらっしゃいます。人間と神使と神々の関わりあいは千差万別、はまってはいくと面白いのですが際限なしです(笑)。
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さいたま市には狛うさぎで知られる「調神社」がありますが、「調神社」から距離にしたら1㎞ほで(最寄りの下車駅はことなります)の「大谷場氷川神社」では「雉/きじ」が神使としています。「雉」は昔から日本人とは関わりが深く”国鳥”なのですが‥。氷川神社といえば東京都や埼玉県限定の神社でご祀神は須佐之男命・奇稲田姫命・大己貴命なのですが、「大谷場氷川神社」では祀神とは関係なく”昔からこの地にはキジが数多く生息していた”ことから神様のお使い(神使)となったようです。神社は京浜東北線・南浦和駅から徒歩3分程、こんもりとした小山の頂にあります。由緒書きには【神使の「雉」は全国的には珍しい】とありますが、まさか調宮が「うさぎ」なのでこちらは「きじ」なんてことはないでしょう。正面左の狛雉は4羽のひな鳥を引き連れていて、右の狛雉はつがいになっています。
【本来は狛犬以外は狛●●とは云わないのですが、面倒なので以後は狛●●としていきます】
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