032302032301上野公園の西郷像に寄り添う犬の名前は薩摩犬の「ツン君」です。この銅像は人物部分は高村光雲が制作し、犬の部分は後藤貞行が制作しています。(皇居前広場の楠木正成像の同じ製作者です)実際の犬は「雌犬」だったのですが、銅像制作の時点では生きておらず「雄犬」をモデルにしています。主人の傍らに寄り添うように耳をピンと立て凛々しい姿がいいですね。この地に西郷像が建てられた経緯は定かではないようですが…。西郷は西南戦争で国家に反逆した人物であり、明治帝は名誉回復を認めるも、現在でも維新の功労者としては靖国神社には祀られていません。西郷象のすぐ後ろには西郷(薩摩)と大村益次郎(長州)が『なぶり殺し』にした彰義隊の墓があります。彰義隊戦死者の遺体を弔う事を許さず”野良犬や烏に喰わせろ…”ここまで酷いことをした戦争は日本の歴史にはないのでは(?)。さらにその奥、動物園入口付近には戊辰戦争での奥羽征伐の総督「小松宮彰仁親王」の騎馬像があります。この親王は西南戦争の旅団長として西郷征伐にあたっています。ということは…背中側からはなぶり殺しにした相手の怨霊が、更にその後方からは西南戦争の旅団長小松宮により脇差一本の姿を監視され続けていることになります。二度と反逆は許さないという事なのでしょうか(?) …この和装は色が付いていませんが、もし「赤」だったら…明治時代の囚人服という事になります。まぁこれは考えすぎでしょう。