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旧東京駅ステーションホテルとなると欠かせないのが松本清張による名推理小説『点と線』です。清張はシャーロック・ホームズや神津恭介(高木彬光)に登場する圧倒的名探偵が事件を解決する推理小説から、新聞記者や被害者の身内など捜査権に乏しい一般人が犯人を追い詰めるという手法を確立しました。現在は部屋番号が変わっていますが、写真の額(右が連載時の頁、左が当時の時刻表)がよくて宿泊していた(執筆したとされる)部屋の廊下に展示されています。実際は『点と線』での東京駅ホームの”4分間の空白”部分は、とてつもない無理があり「馬鹿を言うでない」と突っ込みを入れたいのですが…。『点と線』は『旅』という旅行月刊誌に掲載され、この出版社は某旅行会社系の出版社です。そうなると、編集者のいわゆる”時刻表鉄”の誰かの入知恵をによるの説の方が信憑性があるようです。

051007051005上の清張メモリアルの他、ホテルの長~ぃ廊下には建設時からの往時を偲ばせる数々の写真や絵が展示されています。東京駅開業当時のホームの写真などもあり、写っている柱は、現品川方面の山手&京浜東北線の有楽町寄りホームに残っています。緑の塗料で塗られた4本の柱は説明版こそありませんが”そのもの”です。ホテルの廊下はご覧のような”鰻の寝床”です。駅舎自体が幅335mあるので無理はないのですが、ともかく長く「自転車かスケボーを持って来い!」と云った感じです。写真にはありませんが、廊下の灯りが一か所だけオレンジ色でEVホールの目印となっています。ここから宿泊客は出入りしますが、宿泊者以外は廊下部分を含むホテル内には立入ることはできません。