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”遠山の金さん”こと北町奉行『遠山左衛門尉景元』とくれば”この桜吹雪が~”で有名です。”遠山の金さん”が3年間、北町奉行として在任した北町奉行所跡が東京駅・八重洲側にあります。実はこの跡地は有名な割には不当とも思える扱いを受けています。上の「北町奉行所跡」の碑は丸の内トラストタワー敷地内にあるのですが、これが実に見つけにくい場所にあります。今の季節の様に、緑が深いと埋もれてしまいます。もう少しなんとかならないもんでしょうか?まるで"奉行所跡をさがせゲーム”のようです。

Pt下左はビル建築中に発掘された奉行所の遺構で奉行所を囲む下水溝のようです。石の角が丸く加工されているのは奉行所の鬼門にあたるので”角”をなくしているとの説明があります。Pt中は、八重洲口1F商店街からトラストタワー方面へ抜ける通用口(?)的なドアです。ポールの脇、壁の下方に埋め込まれたプレートがPt右です。「都旧跡・北町奉行所跡」とあり由来が書かれています。どんなはずみで、このように”膝まずかなければ読めない”場所になってしまったのでしょう。
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