130723_06130723_07本宮に対して諏訪湖の北側にあるのが春宮と・秋宮です。諏訪大社には本殿が見あたらないという珍しい形式いなっています。ご神体は上社の本宮が「宮山」をご神体とし、下社の春宮では「杉の木」が秋宮では「イチイの木」をご神体としています。さらに上社の祀神はタケミナカタトミノミコトであり、下社の祀神は妃のヤサカトメイノヒメとなっています。出雲出身のタケミナカタトミノミコトは国譲りの大勝負に完敗したにも関わらず、信玄、勝頼の武田一族や徳川家康にも武勇の神として崇められてきました。その後は風雨の神、鍛冶の神、農耕や狩猟の神として変遷し、全国的に”諏訪”の名がつく分社が創建されています。

130723_08130723_09こちらが秋宮です。こちらも本殿は無く、7年ごとの遷座される「宝殿/ほうでん」があります。この遷座に合わせて申年と寅年の7年目ごとに神社の四隅の巨大な樅の木を曳き立てる行事を「御柱祭」と称します。冬季に湖面が全面氷結する諏訪湖でおこる自然現象は御神渡り(おみわたり)と呼ばれ、御神渡りが現れた年の冬にその年の天候、農作物の豊作・凶作を占う行事は無形民俗文化財に指定されています。
観光企画ツアーでは秋宮か春宮を訪れるだけが一般的です。神社の由来が理解しにくいのが諏訪大社でもあるのですが、ご神体が「山」であったり、「杉の木」や「イチイの木」であったりで、自然信仰の色合いの強い神社のようです。