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本殿前の穴森稲荷神社(羽田の穴森さん)御由緒書です。稲荷神社では日本書紀にある宇迦之御魂(うかのみたま、倉稲魂命とも書く)、豊受姫命(とようけひめのみこと)保食神(うけもち)、大宣都比売神(おおげつひめ)、若宇迦売神(わかうかめ)、御饌津神(みけつ)などの五穀豊穣を司る穀物・食物の神々を主祭神としていますが、穴森稲荷社では伊勢神宮・外宮で天照大神の”食事係”として祀られてる豊受姫命が主祭神となっています。

130918_04130917_02「堤防に“穴”が開く水害から街を“守”る神社」が穴守の名の由来だそうです。本殿横の千本鳥居の先には“お穴様”と呼ばれる「奥之宮」があり、社のなかには大量の小さな鳥居やお姿が山積みにされています。こうなってしまうとゴミ捨て場と区別がつかなくなってしまうようです。鳥居群の社額が「穴森稲荷大明神」となっているので、この奥之宮が元々の本殿だったと思われます。こちらの縁起物の「神砂」(あなもりの砂)は商・工・農・漁業・家内安全の招福は玄関入口へ。病気平癒の場合は床の下へ。災・厄・禍除降の場合はその方向へ。新築・増改築は敷地の中心へ。撒くとご利益があるそうです。

130918_03130918_02江戸時代には、「穴守」という名前が「『穴を性病から守る』」に通じると考えられて、遊女達の信仰を集めたと云われています。なまじ稲荷社は身近に存在しているので、この様な事柄までお願いされていたのですねぇ。奥之宮にさらに奥に進み富士塚の様な場所にさらに数社の稲荷社があります。「開運稲荷神社」・「必勝稲荷社」・「福徳稲荷社」・「幸稲荷社」・「末廣稲荷社」・「築山稲荷」・「出世稲荷」…主だった境内摂社でもこんな感じです。こちらの神社は参道が三方向にあり、どれが一之鳥居になるのかよく判りません。駅前の鳥居が一之鳥居という事はないでしょうが、東京魚がし講寄進の標柱(写真左)があるこの参道が一番それらしいのですが…。

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