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毎日のように通りかかっても、気に止めない神社ってありますね。この有楽町電気ビルの一画に鎮座している『有楽稲荷神社』もその一つでしょう。JR京浜東北線の北行ホームからも見えますが、”なんでここに感…”に満ちています。こちらは高槻藩永井家の上屋敷内にあった稲荷社が現代まで残ったものだそうで、関東大地震の際には近隣が延焼したにも関わらず災害を免れたそうです。有楽町電気ビル新築に際しては一時的に”赤坂山王日枝神社”に遷座され、電気ビルに完成と伴に昭和54年この地に戻られています。
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【閑話休題】…この有楽稲荷のお隣の有楽町ビルB1にあるご長寿ラーメン店「中本」が、13年11月21日を持って閉店することとなりました。昭和27年の開店だそうで、スタッフもさもありなんという年齢になっているようです。昔は、有楽町ビルのスバル座(映画館)はロック系の映画がよく封切られたので、田舎の高校生は映画を観て、女の子となら日比谷ツインタワー地下のピザ店で、男同士なら「中本」でラーメンを食べて帰ったものです。うどんの様な太い麺、醤油系のスープで量だけはやたら多い(!)。今時の小うるさいラーメン評論家のはおそらく評判は悪いでしょう。ラーメンが御馳走だった時代から60年も有楽町で続いてきたのですから、大したお店だったのです。お疲れさまでした!
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