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港区元麻布、ピーコックのお隣に曹洞宗・賢崇寺(けんそうじ)があります。このお寺には226事件を指揮主導し死刑判決を受けた陸軍皇道派青年将校の墓所がひっそりとあります。表通りから坂道を登ると右に本堂、正面に鐘楼があります。鐘楼を過ぎて右に進み、突き当り手前の左側がその墓所です。1936年2月26日未明に天皇親政の元に国の窮状を救おうとした陸軍皇道派の決起はあっけなく鎮圧されてしまいました。ここには226事件裁判により処刑された19名と自決した2名の計21名とあと1名が『二十二士之墓』に眠っています。主義主張により処刑された方々とは異なり、事情も知らずに反乱軍とされ「白骨となって帰還せよ」の厳命のもと戦死するまで過酷な戦場に駆り出されたていって兵士たちの魂は何処をさまよっているのでしょうか。墓所の前に立つと彼らのそんな声が聴こえてきそうな気がします。
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処刑若しくは自決した将校の氏名が記されています。所詮はただのテロリストと云う事なのかも知れません。
お寺の入口です。左2軒隣がスーパーのピーコックです。
正面の鐘楼の先を右に進みます。賢崇寺は肥前佐賀藩主鍋島家の墓所でもあります。
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