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渋谷税務署隣(NHK放送センター前)に『226事件慰霊像』があります。長い年月ここが処刑された将校の墓所跡だと思っていたのですが、実際は処刑がおこなわれた「旧陸軍刑務所」の跡地でした。昭和11年2月26日に発生した”クーデター未遂事件”は2月29日の鎮圧され、首謀者の決起将校たちは「一審、上告不可、弁護人なし、非公開」の陸軍軍法会議…死刑判決の為の形式的裁判です…により7月5日に死刑判決を受け7月12日に15名の銃殺刑が執行されています。この煉瓦塀が旧陸軍刑務所の塀だったのでしょうか?写真のように今でも献花に訪れる方がいらっしゃるようです。
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碑文には”刑死した20名と自決2名に加え重臣警察官其の他事件関係犠牲者一切の霊を合わせ慰め、且つは事件の意義を永く記念すべく廣く有志の浄財を集め事件30年記念の日を期して~”とあります。もっともらしい文ですが、単なるクーデター未遂事件に”意義”などあるのでしょうか?
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