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本門寺の境内と云っていいのでしょうが『妙見堂』という名称のお堂です。…「こちらの妙見大菩薩は、寛文4年(1664)に、加藤清正公の息女、瑶林院殿が本門寺へ納めた室町時代の御尊像です」…とあるのですが、「妙見菩薩信仰」自体が興味深い信仰です。元々は古代バビロニアに始まり、インド経由で中国で”道教”と結びつき仏教とともに日本に渡来しています。北辰とも云われる”北極星”を神格化したもので、千葉周作の北辰一刀流(弟子である坂本龍馬も?)や葛飾北斎などの信仰されていました。本門寺との関係は日蓮上人が妙見菩薩を祀る神社を崇拝していたことから日蓮宗のお寺に祀られることが多いのだそうです。
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季節ならでは…。紫陽花が咲き緑溢れる季節です。それにしても実にバランス感覚の良いお堂です。鎌倉ではありません、ここは池上本門寺です。
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