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東北地方屈指の美しい城【弘前城】です。江戸時代には弘前藩4万7000石の津軽氏の居城として政治経済の中心となっていました。現在でも堀・石垣等の城郭の多くが原型をとどめており、現存する建造物は国の重要文化財となっています。弘前公園として整備されており、本丸・北の廓・弘前城植物園は有料で、それ以外は自由に散策することができます。弘前城址は桜の名所としても知られ季節には多くの観光客が訪れます。
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140710_10140710_11Pt↑)の橋からの満開の桜越しの天守閣が観光ポスターとして有名なアングルです。この天守閣は文化8年(1811)に9代藩主により櫓造営の名目で再建されたもので、規模からしたら”櫓”の大きさしかありません。この天守閣は東北震災の影響もあるのでしょうか石垣に歪みが生じ崩落の危険が予想されるそうです。平成26年度より本格的に石垣修理計画が始まるそうで、平成26年の弘前さくら祭りの終了後、三層の櫓(天守)をそのまま別の場所に移し、石垣の修理となるようです。元禄12年(1699)の石垣完成後、明治29年(1896)に石垣の崩落、この修理は大正5年(1916)に盛岡工兵隊により完了しています。今回の平成の修理はそれから100年を経ての大修理ということになります。天守閣をフォークリフトで持ち上げて移動することとなるのだそうで”ほんとかヨ”と思ってしまいます。
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Pt↓左)工事完了まで10年の予定なので、堀に映る天守の姿は10年ほど見られなくなります。
Pt↓中)本丸城址から岩木山を見ています。残念ながら頂上付近に雲がかかっています。
Pt↓右)武徳殿休憩所です。壁一面に歴代の”弘前さくらまつり”の観光ポスターが掲示してあります。
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