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愛知県岡崎市には『岡崎ビスタ・ライン』と呼ばれる”遺産”があります。岡崎市郊外の『徳川家菩提寺・大樹寺』の山門から遥か彼方に岡崎城の天守閣が遠望できます。歴史のイタズラかもしれませんが、「岡崎市民は寺からの岡崎城の眺望を遮る建造物を…法律や権利関係云々ではなく…建てない」と云う話を聞いた覚えがあります。いずれにしろ岡崎の街を、歴史を大事にしてきたことだと思います。 それがどうでしょう(!) Pt↑)は会津の名所、白虎隊の少年達が自刃した飯盛山から鶴ヶ城を(⇒)を見ています。白く見える柱状は写真の傷ではありません、なんとラジオ局のアンテナだそうです。住民なら当然知っていたのでしょうが、会津若松史遺産をないがしろにすることができたのか、この大馬鹿者ラジオ局の見識を疑ってしまいました。
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Pt↑)は鶴ヶ城天守閣から飯盛山の白虎隊最後の地を遠望しています。当然大馬鹿者ラジオ局のアンテナが見えます。…隊士A:『大変です!鶴ヶ城が炎上しています』。 隊士B:「城の方角は…?」。 隊士A『ほらっ、白いラジオアンテナが見えるでしょう。そのすぐ隣です』。 隊士B:「なるほど。目印があると判り易いねっ」…まさか、コントみたいな話を想定してアンテナを建てたのではないでしょうが…(笑)。どう考えても馬鹿げた振る舞いです。 この街を歩いていると”あいづっこ宣言”なる看板を見かけます。【項の4が、卑怯なふるまいをしません。項の5が、会津を誇り、年上を敬います。そして、やってはならぬ やらねばならぬ ならぬことは ならぬものです。】とあります。 
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Pt↓左)飯盛山の白虎隊士像です。この目線の先にラジオアンテナと城が見えます。
Pt↓中)この角度だと城がアンテナに隠れてしまいます。
Pt↓右)会津若松駅前の白虎隊士像です。この街での歴史遺産なんでしょうけどねぇ。
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