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江東区富岡の『富岡八幡宮』です。深川八幡とも称され、東京都最大の八幡神社として知られています。江戸・寛永年間に深川の干拓工事が難航したため、建久年間に源頼朝が現横浜市富岡に勧請した「富岡八幡宮」を分霊したとのが創建のようです。八幡様となれば祀神は”応神天皇”です。徳川時代は将軍家の保護を受け、名所としてしられた広大な庭園は江戸庶民にも人気で「深川の八幡様」として親しまれたそうです。また、大相撲発祥の地とされ、境内裏手には「横綱力士碑」「力持碑」など多くの相撲関連の石碑などがあります。鳥居脇の江戸時代の測量家である「伊能忠敬の像」は、忠敬が深川界隈に住居を構え測量の旅に出かける際は安全祈願のためにに必ず参拝に来ていたことから、2001年に境内に銅像が建立されています。
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社殿は1683年に火災により焼失。元禄年間には地震により損壊。1923年の関東大震災でも損壊。さらに空襲でも被害を受けるなど繰り返し、現在の社殿は1956年(昭和31年)に造られた鉄筋コンクリートの「重層型準八萬造り」となっています。Pt↑)八幡宮の社額です。この鳥居は銅製と思われますが、上部が”屋根付き”となっています。なんという形式なのでしょうか?
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左)伊能忠敬銅像は鳥居を入ってすぐ左にあります。 中)同右には「大関力士碑」があります。 右)本殿裏手にある「横綱力士碑」です。71代「鶴竜力三郎」までの横綱名が刻まれています。
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