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桜田門交差点、警視庁のお隣の法務省赤レンガ棟です。明治19年明治政府は諸外国に見劣りしない官庁街を建設するため、ドイツ人建築家エンデとベックマンを招き設計を依頼しました。明治21年から約7年の歳月をかけて建設されたのが「法務省赤レンガ棟」です。オリジナルは昭和20年の東京空襲によりレンガの壁と床を残して建物は消失してしまいましたが、昭和26年より改修工事が行われ、法務省の本館として使用されていました。現在の”明治時代の姿”に復元されたのは平成3年。設計図面が関東大震災で消失しており、僅かな写真などを手がかりに復元が進められ平成6年に竣工しています。現在は赤レンガ棟の旧司法大臣官舎大食堂が「法務資料展示室」として皇居側の一部区画が公開されています。法務関連の資料となると、なんとなく難しいような展示物と思いがちですが、江戸時代の刑法から近代国家の裁判制度へ移行していく過程が垣間見れます。建物も復元物とはいえ、明治の雰囲気は充分に感じられます。
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この敷地は江戸・元禄時代には、忠臣蔵・吉良上野介の息子が婿入りした上杉家の屋敷があったそうです。オヤジが襲撃されているものの上杉家の養子となった身。体面もあり助けに行けなかったというあのお話です。
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