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東京都・北区には15の図書館と分室があります。Pt↑)は十条台にある「北区中央図書館」です。この建物は明治38年に小石川より移転してきた陸軍兵器工場の煉瓦棟で、大正8年に完成の赤レンガ倉庫「弾丸鉛身場」の一部です。戦後は米軍の戦車整備工場や自衛隊の武器補給所として使われ、平成20年旧陸上自衛隊十条駐屯地275号棟を改装・改築「北区中央図書館」として生まれ変わりました。 でもですねぇ。「中央」を名乗る割にはJR王子駅から徒歩15分。JR十条駅から徒歩12分と立地はよろしくありません。北区以外の人から見れば”不便な場所の図書館”でしかないでしょう。愛称が「赤レンガ図書館」とは笑えるくらい陳腐です。館内は撮影禁止となっています。煉瓦棟の残滓は”饅頭の皮”だけで、内部は新たに造られた図書館スペース、そしてご多聞にもれず”カフェ”です。写真で見ると雰囲気が良く見えてしまうのは困りモンです(苦笑)。
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図書館の西隣には自衛隊十条駐屯地があり、駐屯地内にも赤レンガ倉庫の名残が記念に残されているのが見えます。最後尾のPtは「東京第一陸軍造兵廠十条工場旧254号棟」で造兵廠の変電所の壁です。自衛隊敷地ないなので近寄ることはできません。
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