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良く知られるように、広大な面積を有する明治神宮には明治天皇と昭憲建皇太后をご祀神とする『神宮』です。明治天皇は崩御(糖尿病による合併症・満59歳)後、伏見桃山陵に葬られていますが明治天皇を崇敬する人々から「東京にも神宮を」との運動により、代々木の彦根藩井伊家の下屋敷であったこの地に神宮が造営されました。造営は大正4年(1915)に開始され大正9年(1920)に鎮座祭が行われています。境内のほとんどが全国からの青年団の勤労奉仕により造苑整備され、現在の深い杜の木々は日本各地や朝鮮半島・台湾からの献木365種約12万本が計画的に植えられています。広大な鎮守の杜は人工的に計画造成された杜で、神社の建立から100年後の完全な自然林化となること想定して設計されているのですが、2020年の100周年を迎える前に、想定された『自然の杜』になっているようです。
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