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茨城県鹿島市宮中に鎮座する常陸国一の宮・『鹿島神宮』は全国にある鹿島神社の総本社です。千葉県香取市の下総の国一の宮・『香取神宮』と茨城県神栖市の『息栖神社』とともに「東国三社」として知られています。「東国三社」のそれぞれのご祀神は、タケミカヅチ・フツヌシ・アメノトリフネの神々でアマテラスにより天界より派遣され、地上を譲るように指示されたという「国譲り」神話に由来します。とりわけ神話の内では地上を治めるのに活躍した武甕槌神(タケミカズチ)を祀る『鹿島神宮』は2600年以上の社歴を有し広大な神域には神秘的な雰囲気さえ漂っています。
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平安時代の官社一覧の『延喜式神名帳』では「神宮」と表記されているのは伊勢神宮(内宮)・鹿島神宮・香取神宮の3社しかないそうですが、この事からも平安時代以前から鹿島の地が大和朝廷の東国経営で大きな役割があったことが窺えます。この付近の地形は現在と異なっているようですが、大洗磯前神社のご祀神である出雲系の大己貴命と少彦名命も海から降臨し、東国三社の祀神(伊勢系)海からやって来たという伝承は面白いものだあります。
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参道には西面して建つ楼門(国の重要文化財)は「日本三大楼門」…(苦笑)…の1つとされ、寛永11年(1634)水戸藩主・徳川頼房の命で造営されたもので、扁額は文字は「東郷平八郎」の書です。神域入り口の大鳥居は、高さが10.2m、幅が14.6mあります。元々は御影石の石鳥居でしたが東北震災時にものの見事に倒壊し、現鳥居は神宮境内から杉の巨木4本を伐り出して再建された鳥居です。この鳥居の形式は「鹿島鳥居」と称される独特な形式です。
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