151120_01
千代田区九段北の「築土神社」と「世継稲荷神社」です。この二社は同じ敷地内にあります。「世継稲荷神社」は嘉吉元年(1441)に創建された稲荷社で、この付近一帯が”田安郷”と呼ばれたことから「田安稲荷」と称されていました。2代将軍の秀忠公が参詣したおり、橙の木があるのを見て「代々世を継ぎ栄える宮」と称賛したことから「世継稲荷」となったようです。徳川・田安家の鎮守神としても崇拝され、文久2年(1862)には14代将軍家茂公の正室である和宮が子宝を願って参詣しています。どう見ても世継稲荷神社より築土神社の方が立派なのですが…。
151120_02
「築土神社」は10世紀前半頃のクーデーター事件の首謀者『平将門』伝承に由来し、太田道灌が造営し、その後は現九段坂上、現JR飯田橋駅付近、新宿区筑土八幡町へと移転し続け、昭和29年に「世継稲荷神社」の敷地内へ移転してきています。これだけ移転を繰り返しても廃絶にならないのはそれだけの”理由”があったのしょうか?九段坂を靖國神社へ向う途中に「築土神社」の社が見えるのですが、とても現代的な造りとなっています。
151120_03151120_04151120_05