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どうなっているんでしょうねぇ(笑)懐かしの音源が新作ブートとして再登場です。。Pt↑)は元ヴァニラ・ファッジのティム・ボガード(B)とカーマイン・アピシィ(D)の強烈リズムセクションとジェフ・ベック(G)での我儘放題の「ベック・ボガート&アピシィ(BBA)」のLiveブートの数種類(3枚が最近のモノ)です。特に新作の1974年1月26日のロンドンでのライブはなかなかのモノです。リールテープやカセット録音のアナログ録音はデジタルに比べて低音部が痩せがちなのですが、アピシィの”ウリ”のバスドラのキックこそ弱いものの、迫力の音源です。曲数も増えているようなので、これで当日の全曲なのでしょうか?
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なにせ活動期間が1972年~1974年でスタジオ盤が1枚しかない、いかにもジェフ・ベックのバンドと言う感じです。奇跡(?)の1973年の日本公演(大阪)は日本限定で発表され、2013年には曲順をコンサート通りに戻したCDが発売されています。当時は単純に”すんげぇ~”と思ったのですが、年を経ると”よくもまぁ勝手放題の3人が演ったものだ”と感心します。3人編成なのにスカスカ演奏にならず意外なほど緻密な構成なのは流石です。それでもこんなリズム・セクションとは演りたくありませんねっ。Pt↑)はBBAの日本公演とVanilla Fudgeの”Near The Beginning"(LiveのBreak Songのボガードとアピシィのリズム隊は”すんげぇ”です)、CactusのLive盤(安い再発盤ではなくPhino盤)です。ティム・ボガード(B)とカーマイン・アピシィ(D)は現在もVanilla Fudgeで活動中なんですねぇ。このBBAはベックのバンド遍歴からも明らかに”異質”です。BBAの空中分解はむしろベックの方が首になったのかも知れません。