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新宿中央公園の太田道灌「久遠の像」です。二流武家の二流たる所以を表しています。…道灌が鷹狩りの最中に雨にあい、近くの農家で”蓑”を貸してくれと頼んだところ、若い娘に蓑ならぬ山吹の枝を差し出されて激怒した有名な事件です。この娘は後拾遺集の兼明親王の歌「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき」から蓑ひとつない貧乏を伝えたかったのですが、教養のない道灌にはこの意味が理解できなかったという伝承です。この伝承の舞台とされる地が1)埼玉県越生、2)豊島区面影橋付近、3)新宿区山吹町とあるのですが、そんな事より1400年代の関東に住む貧乏人の娘が後拾遺集の歌を知っている方が驚きです。…【教養のない三流武家と関東の片田舎に住む教養のある貧乏娘】…「山吹の伝承」を知らないと理解不能な作品です。意図したモノでなのでしょうか(?)銅像の雑な事(!)。妙に感心します。
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