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迎賓館赤坂離宮は2009年(平成21年)12月8日に旧東宮御所(迎賓館赤坂離宮)として明治以降の文化財としては初の国宝に指定されました。今迄は見学へのハードルが大変高かったので、今回の一般公開には喜ばしいモノがあります。公開された建物内部、部屋の造作には多くの見学者から賞賛の声が聴かれます。それにしても迎賓館の設計者・片山東熊の構想とはなんだったのでしょう? Pt↑)は主庭噴水の動物達です。羽があるのは”麒麟”ですかね?リアルな亀は実物ではありません。ライオンは水を吐いています。 
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東熊は立案から1年余時間をかけてヨーロッパの宮殿建築の調査。10年の歳月をかけ予算も250万円から膨らみ続け最終的には500万円を超える(換算すると900億円以上)。あまりの贅沢さに明治天皇は呆れ、大正天皇、昭和天皇にも気に入られず、戦後は省庁として変遷、ようやく迎賓館として生き残りました。そんな紆余曲折はともかくとしてこれだけのモノが残ったのは素晴らしい事です。900億超える総工費は当時の日本国力では大変な出費だったのでしょうが、片山東熊・長州出身=元勲・山県有朋・長州出身の子分となれば予算は使い放題だったのかも知れません。
建物の屋根に乗る鳳凰のレリーフ、桐の紋章。中央部分には鎧武者の像(兜のデザインが左右異る)などなど”和”のテイストが工夫されています。壮大な構想と費用をかけたのに御所として使われず、最終的には迎賓館とは…。何か”戦艦大和”みたいですねっ。
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