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2016年7月17日に上野の「国立西洋美術館の本館」が、ユネスコの世界遺産にタナボタ登録されました。元々西洋美術館の作品群は、現川崎重工業の松方幸次郎氏が20.世紀初めにフランスで収集したコレクション(松方コレクション)を基としています。第2次世界大戦終了後、フランス政府は松方コレクションを敵国資産として没収してしまいます。1951年、サンフランシスコ講和会議の際に吉田茂首相らの交渉によりコレクションのうちフランスが返還に応じなかったゴーギャンやゴッホなど数点を除き、絵画、素描、版画、彫刻、書籍など370作品が『美術館を建設して展示する』という条件付きで返還(フランス側は「寄贈」と主張)されました。1954年建物の設計を20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエに依頼することとなり、1955年(昭和30)11月には巨匠本人が最初で最後の来日として、建設予定地や京都、奈良を8日間視察して帰国。後に届けられた基本設計案、実施設計案をもとに弟子にあたる日本人の実施設計により建てられたいます。なんか釈然としませんが、ここは「世界遺産登録おめでとう」と言っておきます。
ロダン作『地獄の門』は世界で7ヶ所で展示されています。作品の一部が『考える人』となっています。
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